ますだいっこうのあと@ベルリン

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京都永平寺養老旅行2日目

カプセルの光タイマーでの目覚め快適。四条河原町から京都駅まで路地あみだくじ式南下。京都→近江今津→福井。湖西線北陸本線旅きらめく琵琶湖。
えちぜん鉄道福井→永平寺口。バスを待つ間、昔は要衝駅だった古風だけどどこか傾きかけてる白い駅舎と真っ青な空を眺め、何よりしんと静まり返った音のない田舎にむしろ耳をそばだて、心の中で舌なめずりするように体感。テープ案内の合間あいまに永平寺トークする運転手のバス。んで今日の巡礼先は真っ当に永平寺。建物にあがるとまず広間に集められて若い僧が厳粛に寺について説明後ぞろぞろ各自拝観。回廊でつながる伽藍は不謹慎ながら和風大旅館みたい。「皆様の目を楽しませる国宝や美術品のたぐいはございませんが」という僧の言葉はまあそのままでした。とはいえ修行で唱和する声、杉木立などの緑、吹き抜ける風などに囲まれた静粛な心静まる場ではありましたわん。にしてもやる気なさげな門前町。バスまで時間があるのでひとバス停歩いたらこれが結構な距離。荒谷バス停。泉谷しげる似の不穏系おっちゃんと田んぼの中の蕎麦屋前にある停留所。バスは手を挙げないと停まってくれない速度。
えちぜん鉄道永平寺口→勝山。曲線描き緑のなか九頭竜川をトコロコ遡るローカル私鉄満喫。終点の街は期待せずに来たけれどかなりの残念っぷり。繊維産業建物転用の「ゆめおーれ勝山」も“夢折れ”にしか思えず平日は誰も来やしない前提の館内でトホホ。
福井に戻り駅近くの福井パレスインチェックイン。フロントの若い女性が“何もなくてスミマセン”的スタンスでこちらが恐縮。部屋は福井鉄道市内線トラムビューでした。2両編成の郊外電車がそのまま乗り入れていて、後で調べたら復元塗装車両だったらしく物珍しい。高ぁい空に半月。疲れてて外ぶらつきもせずソースカツ丼もおろし蕎麦も焼き鳥も食べず寝ちゃった。