ますだいっこうのあと@ベルリン

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裸一貫パフォーマンス

ikkomasuda2010-04-21

冷えるとは思っていたがUバーンから地上にあがるとなんと霰。ひょえー。
『Unwetter』@Akademie der Kuenste, Black-Box。複数の映像とサウンドを地下のコンクリ打ちっぱなし空間に一気にインスタレーション。タイトルどおり嵐の不鮮明映像+ボコボコする風雨音、床に投影される濁流を遡上して泳ぐ人、砕氷船とその前に佇む男のきわめて緩慢な動きの映像などなど、どこか自然と人間とのかかわり合いをテーマにした作品群。てかやっぱりこのブラックボックスという“ハコ”自体の使いようにちと惚けた。
ブランデンブルグ門を大窓から望める門前スタバでカフェ淫と昨夜のパンフ&戯曲。尋ね回ってたどり着いたフンボルト大学グリム・センターちと覗く。ライス入りおじや風スープ。フリードリッヒ駅側の大型書店Dussmann舞台芸術コーナーで立ち読み没頭。
Ilys Odman『Oggi, Niente... / Buguen, Hicbir Sey...』@Ballhausu Nuenynstrasse。クロイツベルクにあるお初の劇場。地下のバーカウンターにいるケンタロウ風くんがイケる。劇場自体は天井装飾があったり、客席のこぢんまりしたシャンデリアで照らされてたり、そうそう開場の合図がベルじゃなくておじさんが鳴らす銅鑼だったりで、ワクドキ。公演自体はトルコ系アーティストの裸一貫ソロ。あブリーフと靴下・靴は着用ね。シンプルな台詞と動きでカップルのおそらくは死別?をシンプルに語るというか演じるというか。中盤以降舞台に敷いてあった砂(に見えた)にまみれ身を床に叩き付け、靴を抱き透明テープぐるぐる巻きにして体に固定、顔にも巻き付ける、てな想定内のアングラ展開。もちょっと要素があってもいいような、さくっと45分でケリつける潔さもこれはこれでいいような、そんな観後感。