ますだいっこうのあと@ベルリン

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『The Vacancy --33 Rooms 33 Artists』[ベルリン2015]

灰色冷雨空模様。午後『The Vacancy --33 Rooms 33 Artists』@Temporary Art Space Friedrichstrasse 124。まさに改装だか撤去作業だかの“やりさし”な小体なホテル跡4フロアに現代アート並ぶ。廃墟好きババアには、ピリリとくるものもかなりあったけれど、やっぱり作品群それ自体もより、例えば壁紙剥がしかけで現れる下地の鮮やかな色や建築作業上のピンクスピーレで書かれた指示や配管類など、空間の佇まいに痺れた、のは案の定。なぜかタール臭うすら漂う小部屋に植物の繁茂がハイコントラスト白黒大判写真で並ぶAlejandro Vidal、不穏な表情&描かれ方の男たちEmmanuel Bornstein、東京のベーコン展にもあった踊るフォーサイスを上から捉えた映像+壁に落書きっぽく描かれた手足の軌跡Peter Welz、脱ぎ捨てたタンクトップや均整取れた彫像など『Torso』と題し大判白黒写真連作Pola Sieberding、などの作品が印象に。Dussmann書店、地元スーパーで買い出しし塩漬軽薫製豚肉と野菜で拵えた夕飯スープは塩分過多。週刊情報誌Zitty買ってはみたもののん。