ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン旅行4日目

アパートの1階ドアを出てまず目にする景色。毎日一瞬立ち止まっていた。
朝パンはRosenthaler Platz先Circus Hostel向かいのBackerai Kioskにて。ネットコーナーあり。『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』やっと読みだす。

フォルクスビューネでチケッティング。去年と同じく体格のいい眼鏡のオバハンがブースに押し込まれてました。

Haus Schwanrzenberg。ギャラリーMurata & Friendsは開いてなく、Neurotitanサブカル系立ち読みしばし。
今年も何度か行ったシャークドネル。
ハッケシャー近くGipsstr.起点アート巡り宛もなく。数学的手書き線と文字が有機的視えるJorinde Voigt『ReWrite』@Fahnemann Projectsシルクスクリーンものにはやっぱり惹かれるCircluculture Gallery。ゾワゾワさせられたのがKassandra Becker『Mimikry』Friedeman Galerie und Projekti。なんつーかねギャラリーの壁も床も緑のポツポツ模様でそこに人体が薄型携帯のCMみたく二つ折りになってて、それもグリーン模様だったりベタ緑だったり。その緑玉はそのグ二つ折り人がたが点々とあしらわせたものだった。ぎゃあ。

鈴木貴博久保田弘成『ライフ・プロジェクト』@Theaterhaus Mitteミクシィで知った企画をのぞく。

10年以上にわたってひたすら「生きろ」と書き続けるパフォーマンスを続けている鈴木さんご本人と、元小学校だという文化施設中庭に設置されたパイン材風の小屋にて、しばしお話させてもらう。出回っているビジュアルから勝手に想像した以上に哲学的で奥が深くって、何を売るのかといえばモノではなくコンセプトや時間だというアートプロジェクトだそう。僕的に書けばいま興味ある舞台がブロードウェイじゃなくベルリンという気持ちにちょっと近いかも。響くところ山盛り。そんなこんなをざっくばらんに関西弁で人懐っこく語ってくださる。深謝合掌。鉄骨組上の東独国民車トラバントを回すアートの久保田作品は静止状態で(笑)。

雑踏を避け混雑したカフェを見送って、アパート近くの小さな通りにさりげなくあったLoisでカフェ淫。ちっちゃな店でまずお冷やが出るしジャズが流れるあたりまるで日本のちょっとインテリアが素敵な喫茶店みたい。天宮良が『エンジェルス・イン・アメリカ』で演じたような、って例が古過ぎ、赤ジャケット&シューズの両手両足クロス頬づえ姿勢なオカマと、スカーフを首に巻いたわっかりやすい格好のオカマがペチャクチャクチャ。

Christoph Winkler『Posed』@Kunsthaus Tachelesを観る。廃墟占拠系ビルでのパフォーマンス。フライヤー画像からの想定以上に、かなり以上に、コンセプト寄り。いわゆるフリースペースで客はイスを持って何度か移動させられる。

服をめくり体の一部を視せ一時停止、ってポーズ違いだけど、する元柔道系のパフォーマー。彼の来歴を断片的にそれもある程度小分けにしたグループごとに小さめの声で別パフォーマーが語る“シーン”から始まる。たまたま受付にいた女性が日本語もできて、英語のグループへ入るよう言ってくれたのでまるきしわからん状態は免れた。それからロボットダンスに指示を出すシーンやパフォーマー同士で指示を出し合って軽く客いじり。

うーんうーん、なんかすごーく緊張したわりには何を観たんだか。というのが狙いだったりするのかしら? 日本じゃまずやらないような手法よね、という意味ではまあ興味深かった。あとはやっぱり古びた煉瓦壁てばその前に立ってるだけでも絵になるし、客がイス一列で座って観てる図だけでも作品のようで、例によってヨケーな視線でもおもしろがってました。

んでね、同じ英語グループでずっと隣だったイケメン男子とね、ちょっと会話できてね、盗み見る横顔がもうすん(以下自粛)。

帰り道ふとテレビ塔の横お月様きな粉団子みたいに。