ますだいっこうのあと@ベルリン

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少年王者舘『イキル I KILL』

ikkomasuda2006-08-17


D社ガイド本ソウル校正。年がら年中韓流モノを校正してるわけで正直見飽きてはいるけれど、裏返せばポイントさえ押さえればよくて仕事的には初見より楽勝だ。

ティップネス中野復帰。アキラさんichiさんと顔なじみにしっかり遭遇できてさりげなくうれしい。

少年王者舘『イキル I KILL』@下北沢ザ・スズナリを観る。同じ列に流山児さんたち。

台詞ことば役者体サウンド映像イメージ、それらがいい意味で大量の物量作戦として客席に流れ込んでくる、そんな認識&印象を改めてし、素敵なグッタリに拍手。にしてもどういう頭で考えたらあないな風に輻輳したきっかけで重層的に創りあげられるのか。映像づかいもあいまって、これって現代アートとかパフォーマンスのジャンルじゃね?などと観てて思ったりもした。その一方でしっかりアングラな敢えてのループ敢えてのしつこさ敢えての不条理さ敢えての男子体力勝負もあって、もうババアはグッタリしつつも泣けたりね。

あとは夕沈ダンス。正面向き無表情セコセコ手振りメインな群舞、これだけでも、くりかえすけどいい意味での空っぽさに目眩がしてきた。いやもうここまで天街ワールドを妥協なく積み上げてくれたらばあとはとにかくイメージが体を通過していくのを傍観するだけ。圧倒的でした。

何気に知り合いの蓮子正和クンは微妙なグネリ体が彼ならではな雰囲気で、王者舘で認識して視るのは初めてだったから、なかなかセクシィで。あ、でも男子視姦はですね、小柄細身美少年系、かつ衣装が肩だしランニングシャツで20%増量な、小林夢二クンにけっこう注がれちゃってましたー。

蓮子くん、照明スタッフ時代からの古い友達きんちゃんこと小木曽千倉さんにごあいさつしホクホクしながらスズナリを去る。

タックスノットに顔出し。