ますだいっこうのあと@ベルリン

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流山児★事務所『ハイ・ライフ』

ikkomasuda2006-02-16


R社@汐留出張校正。ティップネス渋谷。

iPod shuffle衝動買い@ビックカメラ。ポイント活用。直接の動機はティップにて、元サッカー部クン、勝手な妄想(笑)、がアームバンド&shuffleで走り始める一部始終を、視姦込み込みでみてしまったこと、にしておこうー。林檎直販店ではもはや展示はなくて、パッケージがアクセサリー類の棚にひっそりさげられてました。

流山児★事務所『ハイ・ライフ』@下北沢「劇」小劇場を観る。

血と暴力と男たちの、まさに流山児ワールドを代表する作品。2003年版が超超超ツボだったので、ある意味フラットな心にて臨む。

若杉宏二さんはまた初演の“しゃべりまくり”ディック。戯曲上の役的饒舌度においてはさすが千葉哲也には叶わなかったものの、素敵な味だしで初演よりセクシーな“ディック”(笑)。銀行ATMの「修理屋さん」っていう「さん」のニュアンスがなーんだかかわいい四十路おノンケ様だったりもするのでした。って毎度の惚れた弱味ね。

塩野谷正幸さんの“鈍牛”バグはますます血管切れそう指数上昇、体張った《腐ってもアングラ》な演技に落涙。小川輝晃の“ヤクのた〜めなら男とも寝る〜”ビリーも、相変わらずババアにはシズラー。この作品は初登場保村大和は、体ボロボロのジャンキー感とっても高し。全裸水浴び@バスタブなんてシーンもあって、顔から下は細筋でイケたかも(笑)。

てなわけで、筋も結末もわかったお芝居を、単純に今夜のショーではどう観せてくれるの?って楽しみ方でした。満足。「劇」小の、僕にはやや苦手な比率の空間も素舞台っぽく使いこなしていてさすが。正面にどかんと潔く黄色いパネル、ベッドにどでかい冷蔵庫、扇風機、今回初登場のバスタブ、イス、が散在、というアンリアルな美術もやっぱり僕好み。まあ敢えて建設的にいわせてもらうと、この再演を繰り返すのもウエルカムだけど、新たな男芝居もぜひぜひぜひ!だわ。あと小川も脱げ〜だとか(バカ)

例によっていろんな人にご挨拶。美加理さんとも何年かぶり。気持ち的には呑みに流れたかったけど、ごった返すロビーで若杉さんに一声かけてお暇する。