ますだいっこうのあと@ベルリン

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流山児★事務所『浮世混浴鼠小僧次郎吉』

ikkomasuda2007-01-31


D社ガイド本台湾校正。R社@汐留出張校正。ティップネス中野。

流山児★事務所『浮世混浴鼠小僧次郎吉』@Space早稲田を観る。うきよぶろねずみ…と読みまする。その昔の芝居仲間たちと巡り会わせる、少しこっ恥ずかしいようなうれしいような開演までの時間。

壁一面富士山が描かれた廃墟な風呂屋で繰り広げられるテンガイ革命ショウ、かな? それは≒祥なわけでうっすら展開の道化役である流山児さんが僕的ツボ。キース・ヘリングのイラストもどきな赤い切り抜き犬のポシェット、超ツボ!なんぞ下げて、あ時計も背負ってね、ご登場なの。

後半のベタにもほどがあるよな進駐軍アメリカ=カモナマイハウス・チョコレートばらまき景にいたっては見るからにドンキで買い揃えました衣装だし。今年11月還暦なんだって。そのプレだよなんて後で言ってたけど、その開き直りっぷりに愛は込めるけど力はこめずに拍手。

伊藤弘子が叫ぶ「男なんてもう生むもんか」あたりの情念系ゾクゾクキタキタキター、法政一劇後輩・里美和彦くんは今回ちょい気弱っぷりがまたたまらん顎骨咀嚼系。わかりやーすく二枚目な阪本篤クン、微妙に動きが個性的な李周源クンも男子視姦対象商品ね、グフ。

芝居全体は『今日とキノウとアシタ、無と一瞬と永遠が交差するシュンカンがチョイとでもあればダイブいい』と天野天街が当日パンフの文章で結んでいるように、まそんな空気。本家本元と比べると、ガナリまくし立てのドライブ感やリピートへの信仰とかが足りない気はするけど、“信じきって”ないあたりのかすかなブレは、これはこれで好きだったかな。単純に夕沈ダンスはもうちょい観たかったよー。

アトリエでの毎夜な打ち上げに顔を出す。いつも観にきていただいているHARUさんに改めてご挨拶。里美くんと去年の一劇OB会ネタから始まってガッツリ話せて幸福度アップ。

最近の夜食は70円セール中のサンクスおでん。