ますだいっこうのあと@ベルリン

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「アート&テクノロジーの過去と未来」/Noism05『NINA』

ikkomasuda2005-12-23


ティップネス中野。すし詰め汗だくなイベントのサンタ仮装エアロに失笑。“ハードゲイ”スタイルまでいたわ。ストレッチ、筋トレ、ランニングマシン35分。

「Possible Futures―アート&テクノロジーの過去と未来」@NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)を観る。ハルくんと一緒。

三上晴子+市川創太『gravicells[グラヴィセルズ]――重力と抵抗』。タイル状分割された床面へアプローチが、重力の三次元データになって投影される、って感じ素人目には。単純にね、ジャンプとかして暴れるとこうモワモワ〜とパワーがみなぎってくる映像がおもしろくて、はしゃいでしまった。無数に回転する切り絵ちっくな人形を錯視でさまざまに視せる、岩井俊雄『時間層II』が奇妙な神秘感。ほか懐かしの未来や微笑ましきアートを体感、楽しめた。HUBで休憩して、ハルくんとはお別れ。

Noism05『NINA―物質化する生け贄』@初台・新国立劇場中ホールを観る。金森穣は今回振付に徹していた。

結論から書くと僕には響いてこなかった作品。アルコールのせいなのかなぁ? 圧倒的な完成度の踊り、それゆえ逆に受け止められなくて、スルーしてしまったのか、うーん。前半はボディファンデションで“裸”な女性ダンサーと、黒スーツの“着衣”な男性ダンサーという対比。どこか女性を数人でもてあそぶようなイメージも散見。生け贄? ところどころフォーメーションから弾き出るようにして踊られる男性のソロパートは、確かに胸躍った。後半では、男性も“裸”な衣装になって、そこはちと体温上がったけど(笑)。なんで作品に入っていけないんだろう?ってずっとずっと自問自答しながら視てました。単純に《視姦》するには物理的距離が大きかったせいかなぁ、ってもしそれだけが原因だとしたら、アタシって……。

グルグルしたま脳味噌のまま、深夜新宿四畳半で生牡蠣馬刺祭り。

ph>>『gravicells』