ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

3/20/2001

すっかり浮かれ気分な春分の日。街は家族連れやカップルが大量徘徊でいささかグロッキー。
シアターコクーン勅使川原三郎『ルミナス』を観る。ワークショップでチケッティングしたせいか、前から4列目。舞台上の息遣いまでもが伝わる距離。
第1部。ガラス板のオブジェが何枚も登場する。ガラス越しに見える姿とか、ガラスに写る姿とか、何枚ものガラスを通して乱反射する光/増殖する光とか。ダンスはテッシーがわりとたくさん、ソロっぽく踊る。以前の勅使川原風味。硬質感とかね。あーやっぱ、好きだな。
休憩をはさんで第2部になると、どーも散漫な印象。蓄光塗料で妖しく光る衣裳や移動するオブジェのシーンなんかは、安手の見せ物小屋状態だった。
ロンドンからの盲目ダンサーも登場する。目の見えないことを抜きにしたら、ワークショップ受講生レベルの踊りっぷり。ただ、敢えて彼を作品に登場させる意味、あるいは視覚を用いない空間認識などはあまり伝わってこない。ラストのテッシーとのデュエットじゃ袖幕に突っ込んで、ちょっとパニくってたし。
終演後、『ラジパケ』で一緒だったラコーナと楽屋に顔出し。


■■