ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

Fronte Vacuo『Humane Methods』

曇り一時霧雨。Lidl、霧雨上がり明け空。マルクスとオンライン・タンデム、9時開始10分前連絡で30分押し。焼き魚味噌汁飯。散歩運河インヴァリデン通り線、スピード検査経由。
18時Fronte Vacuoパフォーマンス『Humane Methods [ΣXHALE]』@ラディアルシステム、CTMフェスティバル2022。4Rudeのマコヒカさんが数年前から参加してるプロジェクトでコロナに翻弄された挙句やっとのベルリン初日。スタジオ型劇場は、フラットな舞台面:生体を想わせる曲線のある巨大な貝?のようなオブジェ類が置かれている、客席カテゴリーA:ビニールハウス的な構造物が舞台に向かって縦方向3列に覆う階段客席、客席カテゴリーB:さらに上方から見下ろせる階段客席、で構成。常時薄暗系。自分は左ビニールハウスの最後部左側に着席、するしかなかった。2席+1席の列車内にいる感覚と類似。客席合間には小型ディスプレイが設置、開演前に赤い頭巾状が配布、ずっとな実存の不安系サウンド、開演直前ビニールハウス舞台側の扉が閉じられ、自分の位置からは舞台面は遠めにビニール越しにかろうじてしか視えず。顔を覆ったパフォーマーたちが、ビニールハウス同士の間の細長狭小空間に現れる。身を捩ったりビニール越しに観客との接触を試みたり暴力的なデュオだったり布の塊のようなものや椅子らしきと格闘したり。ディスプレイに映るのはライブのようだったり文字だったり変化するものの視界/理解を補うものではなし。自分の視点からは中盤以降舞台面に整列してのユニゾンらしきなら視えた。ダークな人類史やエコシステムなどを主題にした、ジャンル横断型インスタレーション・パフォーマンス、という意図はもちろん理解できたけど、劇場体験として個人的に届くものは残念ながら仕掛けが邪魔してか、ほぼなし。今回は4エピソードを順次上演という形式で、自分は1本だけ観たことに。入退場・移動自由の例えば48時間ぶっ通しパフォーマンス・インスタレーションとかだったら、と見る側の勝手な欲求にもとづく想像がつい走ってしまうのを止められず。
帰路Sバーン乗り換えフリードリヒシュトラセ駅ナカEdeka。ナッツ&シュヴァルツヴェルダーシンケン&黒コーヒー、つまりは夜更かし。