ますだいっこうのあと@ベルリン

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Theatergruppe Nie wieder Tempelhof『Wer sonst: Die neue Syrische Regierung』

〈秋晴れ体感ベルリン日曜午前、予想最高気温久々30度超〉敢えて炎天浴びたくタンクトップ短パン外歩き。午睡ベッド机上整理往復など。少々早めに部屋を出てテンペルホフ駅下車テンペルホフ空港跡広大空き地端っこ歩き通す。Theatergruppe Nie wieder Tempelhof『Wer sonst: Die neue Syrische Regierung』@Wasserturm。難民収容施設で二十歳前後の男の子たちが集まった演劇グループ、設立当時はシアターグループ・テンペルホフだったけど、その後それぞれそこから出て生活してるようで雑意訳「もうごめんだテンペルホフ」に名称変更、今回は政治テーマに取り組んだ作品へ。これまた雑意訳で「他に誰が:シリア新政権」のタイトル通り、ベルリンの彼ら自身が新憲法を宣言する、が大枠ストーリーで、ドイツ語を学ぶなかでのエピソード・ドイツとシリア逆にした亡命審査シーン・武器を巡る争い・宗教をどうするかのループ議論・ドイツ語ラップ・シリアダンスなどが、小集会場のちょっとした高みで繰り広げられる。以前観た上演の個人史語りとは大きく違って、より伸び伸びより力強く演じていたように、バックグランドはともかく、視えて素晴らしい時間だった。最近ちょっと見逃してる刑務所受刑者演劇プロジェクトでも毎度考えさせられるのだけど、失礼な言い方をすれば“そういう状況”でも人は芝居をしたくなること、を何というか頭じゃなくて腑で思い巡らした。あとすっごい卑近な感想で、みんなめっちゃドイツ語うまくなってる、てのも正直なところ抱いて自分に跳ね返ったりも。演出的なことを担当してるらしき演劇人のプロジェクトについても載ってるサイト。ちなみに彼も出演してて、小耳に挟んだ雑談が正しければ代打登板だった様子。