ますだいっこうのあと@ベルリン

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「トウコ・ラークソネン:ザ・マン・ビハインド・トム・オブ・フィンランド/エッケ・ホモ」

3つめになるイケア丸イスを組み立てて腰下ろしプリンタ周辺紙類整理。全3つの跳ね上げ式窓全開扉も半開。春の空気が流れ込む屋根裏部屋。ドア前に靴履き用で置いてる丸イスに座り込んだら重心が下がる。しばし放心。〈『勝手にベルリンで蟹と歩く』てなフレーズを脳内にて。サザンみたいだし語呂もイマイチよね。でも、時差8時間・距離9000キロの街で勝手に同行したいわん。単なる蟹つながりの『Im Krebsgang』携えて、時々こっそり読み上げたりして〉と呟いたらまさに勝手に故人を偲んで涙腺緩む。〈ベルリン2画廊で開催のトム・オブ・フィンランド展[「Touko Laaksonen The Man Behind Tom of Finland」]のうち素描類が並ぶ「エッケ・ホモ[Ecce Homo]」[@Galerie Judin]へ。例えば顔だけ細密に、絡み合う男らの体は輪郭だけとかなスケッチの数々に、画集以上なオカマの執念&ゲイ性愛全肯定感を濃厚に嗅ぎ取り圧倒〉〈木村べんや林月光アドン連載のトム・オブ・フィンランド風イラストとか、インターネット普及以前のオカズ事情がそれ程よろしくなかった時代も回想。トムとは国が別ながら、ドイツにはゲイポルノ各形態も歴史文化を物語る資料として、点数等は不明だけど、保存されてるのよね…〉エントランスで迎えるベルリンで撮影された彼の巨大肖像写真の横に、私の絵はルーブルなど主流には位置しないが愛のある有り様を示すものとして傍流には存在していいはずだ、的な言葉が書いてあったのも素敵。ポツダマーシュトラセでミゲールとバッタリ、大型書店ドゥスマンでギュンター・グラス『蟹の横歩き Im Krebsgang』文庫買う。地元REWE小買い出し〈パックされて売ってる燻製ニシンに今ごろ初挑戦。ホイル包みフライパン再加熱で食べたらかなりイケた、居酒屋想起なお味。しかも子持ちだったし。ウィキに載ってたイギリスの朝食「調理例」にはびっつら。どうやって食べるん?w〉