ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Eine Vision der Geschichte』

昼頃起床だらりんとメール処理買い出し持ち帰りチャーハン。Simone Kucher『Eine Vision der Geschichte』@ハウス・デア・ベルリナー・フェストシュピーレ。テアタートレッフェン(ベルリン演劇祭)のいわゆる新進作家紹介枠での、舞台演出されたリーディング。カフェスペースで、ガラス越しの緑も借景にしての上演。アルメニア・トルコ・ドイツの近現代史と個人史とが交錯する題名まんまな“とある歴史の視点”。シーンごとの物語的対話と学術的説明台詞との往復、大きな窓ガラスに例えば外から子供がイラストを描いたり、テキストの書かれたフィルムを貼り付けたり、あるいはライブ演奏もするイケメン男優Oliver Urbanskiがいたり、虐殺された民族の採集された持ち主を失った声が円筒形小型スピーカーから再生されたり、工夫もいっぱい盛り込まれてて、満足。これくらいの、演劇祭でベスト10に選ばれる作品群よりは作り込み度低めな上演が、単純に言ってやっぱ好きかもなぁ。ちなみに今年のテアタートレッフェンはこれのみ。tagebuch.