ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Das Grosse Halbe』リハ/ポリレアリステン[ベルリン2015]

wer ist jack『Das Grosse Halbe』リハ@Schillerpalais。ギャラリーでのレジデンス最終日で、12月の公演前まで当分リハなし。おもに全体の流れをはっきりさせるためシーンつなぎなどの演出変更、僕の役・生まれない子供!の居場所というかもよりハッキリ、最後にざらっと通してまずまずの着地、あとはテアターハウスの実上演空間での調整などを残して、といった感じ。クリスティアンの誕生日ケーキを食べながら軽くディスカッション、次があるので私的に感慨深く中座。
ポリレアリステン Die Polyrealisten – offen für alle Altersgruppen リハ初日@シャウビューネPB3。今年も応募して幸運にもメンバーとして潜り込むことができた、劇場のいわゆる演劇教育部門のグループ。今シーズンはより幅広い年齢層で構成するため、同年代の応募が重なった場合は抽選で決まる仕組みだった。前回一緒で特にフレンドリーだったシュテファンとクラウディオも再参加なうえ、ベッティーナの知人でちょっとパンクな悪オヤジ系なロブもいて、精神的敷居はぐっと低め、そもそも演出のヴィプケも同じくだしね。男性はともにデッケーのが2名。非ヨーロッパ系は自分だけ、非ドイツ系も2名ほど。順に名前と今の気持を音で表現ってのやって、早速動く。歩き回り:合間のバリエーション→東西南北を設定して・ベルリンのどこに住んでいるか?・どこの生まれか?を位置取り、どちらも僕は一番東でしたーw。手の誘導に顔から付き従う/身体の一部から付き従う、目をつぶったパートナーを/まずは手を引くなどして誘導し触感聴覚で空間認識/多種&位置可変の口音などで、名前+動き→全体が模倣、重心引き受け&預け←ロブと組みになって彼は格闘技とかやってるみたいで途中から手を絡めての技の掛け合いみたいになって、趣旨とはちょっと違うけどおもしろかった+余談:着替えチェックしたら腹筋割割のスジ筋体型でナニモノ?感w。その後コンタクトインプロ的にその場で相手を見つけて絡む式に、個人的にはおもろいけどまぁ初回だしいろんな人がいるよねって感想。休憩時にヴィプケから『Das Grosse Halbe』プレゼンの感想を聞く。後半はシーンづくり。今季の主要テーマのMacht(辞書にある訳語を並べると、権威的な力・影響力・支配力・権力・権限、本来備わっている力・能力・威力・圧倒する力・魔力、強国、兵力・武力・軍勢)、を「味わう」か「被る」かでまず思いつくままテキストを書く。独語でない母語でも可とのことだったけど、僕は「被る」で「zu viel...(トゥーマッチな〜)」という形でキーワードを羅列した。それをもとにペア相手の女の子と共同作業。彼女の「被る」体験例とキーワードを結びつけて、「ツゥーマッチな課題・圧力・言葉・窮屈」を順に言いながら相互に「力」をかけあって、時間切れドタバタで最後は無言で重心かけ合う衝突に。各組プレゼンしてコメントし合う流れは以前同様だけど皆どこか発言控えめタイプが多い印象。にしてもこのあたりのドイツ語は相変わらずお手上げだわ。帰り際、ヴィプケから計画中の難民向けタンツテアターWSを手伝わないかとのお誘い、僕がどこまでどう関われるかは要熟考ながら、まずは声をかけてくれたことに礼を言う。
ひと区切りと始まりが重なった一日が終了、ふぅぅぅぅ。