ますだいっこうのあと@ベルリン

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チョイ・カファイ『ソフトマシーン』[ベルリン2015]

久々で玄米飯味噌汁ともに少なめで拵える、やや重い腰あげ階段掃除。「Tanz im August」で思案の果て前売り買って観ることにした唯一の公演、チョイ・カファイ『ソフトマシーン SoftMachine: Surjit Nongmeikapam & Rianto』@ゾフィエンゼーレ。〈アジアのダンサー振付家らへの取材集積?からの2篇。インドネシア人Riantoの性/伝統現代/尼日往来に想定外揺さぶられ。ドキュメント映像からハッテンサウナをも連想な全裸後姿薄暗蠢き景でアジアな男体を凝視、自らの現在地/客観主観込みで掻き混ぜられ!〉前半のインド人編ではカファイとダンサーとのおかしみ少々加えた英語対話ベースで、振りの◯◯風,例えば西洋のコンテンポラリーダンス風、など実演もする構成で、想定内のアジア側からのおちょくりなのねハイハイ的に観てた。ところが後半は単純にリアントのソロ構成、いわば女形な伝統的な踊りを起点に、いくつかの実演・喋り・ドキュメント映像などから、だんだんにダンスの女性性男性性・本人の女性性男性性、古典伝統と現在←コンテンポラリーソロショートなども踊る、さらに映像のなかで日本人妻?が登場・シーンは日本へと展開、彼本人の居酒屋でバイトシーンも映り、どうやらインドネシア舞踊を日本で教えてるらしくてそのプレゼンか何かでは能舞台の松を背に個人的にはデビ夫人が束になって妖艶に舞う映像に目が回り、さらには夜の新宿で「2400円でテレビもあってサウナもある、でもゲイとバイしか入れない場所」へ行く云々後の蠢き系だったりするわけでー。茶髪で浅黒い南国少年風&裸は何というか不意打ち的な懐かしさとエロティシズムでした、もちろん、超個人的に。その流れで茫っと自らのオールド・“ソフトマシーン”に対してとりとめなく考えたりした次第。いやどうにも変な感覚を抱かされた舞台で久々なヒットだった。