ますだいっこうのあと@ベルリン

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ファルク・リヒター『ネバー・フォーエバー』[ベルリン2014]

〈にしてもこの曇天続きは少々辛い。部屋の中だけでも派手に暖色でという気分もわかるわん。男色のがええけどw〉。B誌原稿案出しウムム。昨日発覚した預かり物の失せ物は洗濯機を使わせてもらってる部屋の鍵。落とした可能性のある階下の洗濯機周りを探させてもらうため重い気分でベルを押す、久しぶりにエリザベートがいて事情説明。鍵はやっぱり落ちてなくて彼女はそれでも別の予備キーをすぐ渡してくれた、有り余る親切心に低身低頭後、出かけるためジーンズを木曜ぶりに穿いて右ポケットに鍵が……。バカバカバカバカバカ〜でもオッチョコチョイでもハッピーエンドならええわということで。
ファルク・リヒター Falk Richter『ネバー・フォーエバNever Forever』@シャウビューネ。現代の都市生活者のヒリヒリ感をダンスと台詞でという路線は今までと同様みたいだけど、リヒターが組む振付家が変わったからか、何だかねぇあんまりおもしろくなかったのよね。一部可動のアルミフレーム舞台で、それぞれの孤独や焦燥や忙殺や空虚が小芝居的にコラージュされて、うん踊り自体は身を挺して系ですごいはすごいけど、さほどすごく視えないというかその先が伝わってこないのが大きな意味で虚しさ。苛立ちの表象として具体的に金属ハンマーで机を叩かれても金切り声で叫ばれてもわたしは戸惑うペリカ〜ンみたいなw。ひとりベテラン女優が登場なさっててその重みもウーン、ねぇ、時間をおいて見直したら違ったフックがあるのかもな。コンスタンツァ組でもがつがつ踊るヨハンナ目当てに来ていた美紀さんや他の関係者と少々立ち話などして辞する。