ますだいっこうのあと@ベルリン

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美紀さんワークショップ/『スモール・タウン・ボーイ』[ベルリン2014]

ikkomasuda2014-01-15

コンスタンツァ・マクラス&ドーキーパーク・ワークショップ&パフォーマンス・シリーズ@スタジオ44、のうち庄司美紀さんによるワークショップ、題して「コンテンポラリーダンスにおける舞踏の影響」に1日だけ参加。僕の他男性2シュビ&セバスチャン+女性1のこぢんまりと和やかな雰囲気で、ウォーミングアップから、共鳴、方向、古い水・枯葉といったイメージなど、いわば課題へ思い思いに、同時だったり順番だったりで取り組む。フリーセッション的な時間もあったりし、休憩挟んで2時間2時間すごくいい刺激。ぶっちゃけリハビリ状態にもかかわらず自社比で無茶しまくったから早くも体が軋んでるものの、参加者のそれぞれ具合などでどこか気持ちが楽になれたー。
〈サブウェイの店員くん、日本の感覚でいえばアメフトでもやってそうなまだ若い子、首の後ろに「福」ってタトゥー入れてた。コーヒーができるまでの束の間、話題に〉〈書かれている内容が事実ならもちろん問題だし、事実じゃないならそれはそれで問題、という、もはや融 紅鸞ゆうたってぇ!な状況、お隣が。…にしてもこういう字だったのね、とおるこうらんw〉
ファルク・リヒター作・演出『スモール・タウン・ボーイ Small Town Boy』@マキシム・ゴーリキ・テアター。〈夜は、ブロンスキー・ビートの「スモールタウン・ボーイ」を元にした舞台を観に。恥ずかしながらこの曲知りませんでしたー。ファルク・リヒターの新作なのだけど、彼の『崩れたバランス』でのゲイの描き方がビミョーだっただけに、期待値はあまり上げずにw〉。男優2人幕前に登場して前夜酔った勢い含むゲイセックスを語るチラ脱ぎありな幕開きにはスルッ引き込まれつつも既視感わき後でシーンタイトル読んで映画『週末』からの引用だね、が象徴するように自分的には曲を起点にどこか素材を集めました取材しました感がよくもわるくもしてしまっていた、まあ作劇技法として了解しつつだけどね。なのでカミングアウトやホモフォビアを正面から扱う作品には基本、体温が上がったの。男優4人、去年までシャウビューネで観たわとかマルターラー作出演と解説よめばあの役ねとか、と女優1人が役と本人とを演じる?的スタイル。タイトル曲も唄われ、ラジオ局、ボウイやアニー・レノックなど80年代のサブカルイコン、実はノンケだったエピソード、倒れ続ける男をずっと受け止め続ける男←シャウビューネの舞踊成分配合リヒター作想起、などなどシーンシーンはある意味独立。圧巻圧倒はロシアの同性愛人権問題などをメルケルプーチンなどの写真パネル並べてディスリまくる長台詞。クライマックスの言葉の洪水っぷりは確かにすごかった。情と論の間(あわい)をいろんなに体現してみせてくれて、けど何だろう再見して深入りしたいような、このいいのか悪いのか区別つけられない引っかかりがなんなのかはおいおい、だわ。と文脈いつも以上に乱れたままアップw。独語紹介動画