ますだいっこうのあと@ベルリン

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ティム・エッチェルス&フォースド・エンタテインメント『ザット・ナイト・フォローズ・デイ』[ベルリン2014]

〈ベルリン秋晴れの日曜!〉〈ラジオ局サイトの表示だと気温20度越えてる、わい!〉G社本校正、部屋だと集中しづらいわん。SバーンストにつきU5トラムM10U1経路がトラム遅延でその間歩くまあ晴れで気持ちよかったけど、目的地ギリ手前でトラムに抜かされるというチェッそして公演にはギリで遅刻。
ティム・エッチェルス&フォースド・エンタテインメント『ザット・ナイト・フォローズ・デイ That Night Follows Day: A Rehearsed Reading』@HAU1。2階席に案内されると舞台面に15人の子供が独語テキストを群唱している最中。横一列ぶりに『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』を想ったりw。どれも「あなたたちは〜と言う、〜をする」的な例によってな羅列で構成された言葉群、当日パンフには年齢層8〜14歳とあるが、今日の公演はもうちょい幅が広がってる印象も。最も幼くみえたちびっ子くん、アフリカ系ルックスなんだけど、は、顔を台本で覆うようにしてるのを隣の年かさの男の子に何度も直されたり、Tシャツで顔を拭ったりで、鼻水でも出てるのかしらと思ったら、どうも緊張だか何だかで半ベソだったみたい。途中一同が後ろに並んでいるイスに座るシーンで年かさくんが肩を抱いたり頭を撫でたりで励まされてた。その年かさくんは僕的にめっちゃいける顎の尖ったゲルマン少年、てかあれ以上発育してくれなくてもいいのよぉツルツルのままがいいのよぉほっそりのままがいいのよぉ的なw。その後のシーンでもちびっ子は自分の台詞は何とか読むもグズグズ。その後、ちびっ子がイスの上に立って年かさくんと同じ高さで並び、年かさくんが耳元で囁く台詞をちびっ子が言う、という演出があって、その最中とうとうちびっ子くんは泣き出して、年かさくんが腰をぎゅっと抱いて代わりに台詞を言った。その後ちびっ子くんは途中退場。なーんというかこの一連にね、ババアもらい泣きしてしまいましたわ勝手な無駄な感情移入ででしょうけど。今回はあくまでも上演テキストによる朗読だけらしく、いわゆる技術的にもあまり演出されてないものを提示してたみたい。子供たちがテキストをいじるペーパーノイズを(たぶんピン)マイクが拾ったりするのもありのまま的という見方ではおもしろかった。終わりのほうで子供ってもんはガチャガチャしてまっせ的表現にも聞える廉げな電子音楽が長々かかったくだり以降はちょっと興醒め。聞き取りきれなかったそして一部では客席の笑いもとっていたテキスト自体にかなり興味あり。ちなみにタイトルは、当パン掲載の抜粋最後にもあった「あなたたちは私たちに説明する、夜が昼のあとに続くのだと。(独語訳:Ihr erklaert uns, dass die Nacht auf den Tag folgt」からだね。
真っ直ぐ帰って今夜こそは早めに布団に潜り込む。