ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン・ビエンナーレ『グッバイ、レーニン!』[ベルリン2014]

独語自習。ベルリン・ビエンナーレダーレム博物館。山小屋みたいな建物の地下鉄を降りて名前はよく聞くもののどこにあるんだかなベルリン自由大学を通って、デデーンみたいな民族学などの複合ミュージアムで観る現代美術。何とはなしに文脈意図は解するものの作品そのものに魅力はあまりなかった。ヴォルフガング・ティルマンスインスタレーション含む一室では体温少々上がったか。Carolina Caycedo:一見壁一面の大理石模様が実は蛇行する茶濁した河と森林と道路や建物などの衛星画像だったりするインスタレーション、Anri Sala:ラベルのレコードを緩くスクラッチする映像作品、あと16ミリフィルムをループする頑健な映写機とその垂直じゃなくて水平なフィルム巻き取り部などがピリリと来たか。現代の作品自体ではなく、過去の現代音楽や、博物学からの接点をキュレートしたコーナーなどのほうがむしろ視点が明確で興味深かったとか、博物館自体の第1次世界大戦小特集や、エスニックなオブジェ類のほうがある種の説得力を感じた。ミュージアムの習いでしっかり空調されててそれが後半キツかった。インビスコーヒー、ちょいバス乗り、西ベルリンの郊外タウン繁華街ラットハウス・シュテーグリッツ駅経由で帰る。
〈テレビ放映後ネットしばらく公開される式で『グッバイ、レーニン!』再鑑賞。大きな歴史と個人家族の歴史と[の重なり交錯]が滑稽だったり切なかったり。字幕なし腕試しならぬ耳試しはうーんまだギリギリね〉〈そういえば前回のW杯ドイツ優勝がちょうど映画の設定年1990年でその様子も描かれてました、改めて納得(って何が納得?w)〉〈ゆうべ深夜の鈴虫だかコオロギだかは、今宵は台所のソファ裏で鳴いている[って同居人がわざわざ声をかけてきた。彼]に聞いたら動詞は、zirpen だと。和独からはひけなかったが独和には載ってた「(セミ・コオロギ・小鳥などが)ちちち(りーん)と鳴く」と、まさしく〉