ますだいっこうのあと@ベルリン

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『20 Dancers for the XX Century』

B誌原稿書き@スターバックス・久々にハッケシャーマルクト駅、それなり書き進んだ〈隣席のメガネ男子二人組、盗撮したい、ドイツ語会話声も含めてw〉。〈フェイスブック経由のツイッターでの訃報に「え!!」と声を上げる〉〈合掌、斎藤晴彦氏。直接の面識はありませんがいろいろと思い出されます〉
「Foreign Affairs」『20 Dancers For The XX Century』@Sowijetisches Ehrenmalトレプトウパーク。ソ連戦没者慰霊だか戦勝記念だかのバカでっかい像をメインに広がる敷地にて、約20人のダンサーのみならず広くパフォーマーが、未来のXX世紀に向けて、踊りや文化の歴史に依拠して同時多発するという大らかな無料イベント。企画ボリス・シャルマッツのテキストというかツアーガイド的説明を男優が語るのから始まって、ドイツ語できないロシア人Dmitry Gustovが独語テキストを母語者に教わりながら読む←これ3時間ずっとやってて途中から母語者は子供で読み手は1960年生まれの男性ずっと気がかりで中途中途で観に戻った、そこから徐々にばらけていった印象。古典的振りを元にした男性ダンサーJulian Weber、ピナ・バウシュ振りの説明&実演、コンタクトインプロの説明&実演←実在したのかどうか眉唾だけど東欧圏の“相手を信じない”コンタクト”てのが笑えた、春の祭典からヴォーグまで諸々ダンスや、後半から登場の土方巽想い踊る室伏鴻さま!、ジェローム・ベル振付!のTシャツ脱ぎ続けそのプリントの指示に従ったり無視したりな『Shirtology』、ティム・エッチェルス作『Erasure』の5分ほどの台詞を断続的に独白し続ける女優Sara De Rooとは少し喋った、関根さん想起な歌い手の艶っぽさもなかなかだったわ。“ダンス博物館”なる副題を持つ一連企画の一つでもあり、踊っても踊っても埋めようのない、かつ歴史をクッキリ意識せずにはいられない空間で、空間だからこそ、ダンスの意味みたいなものを劇場やいわゆるパフォーマンス会場でとは別の回路で感じ考えた時間だったし、家族連れの観客の夏祭り的自由さも含めて堪能。何人か日本人知人とも遭遇。ある種完結はしないけれどいろんな破片を受け取ってほくほく気分で緑濃い公園をまた戻ってSバーン