ますだいっこうのあと@ベルリン

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イプセン『民衆の敵』[ベルリン2014]

ikkomasuda2014-06-29

B誌原稿書き@スタバーックス・ハッケシャーマルクト駅、同推敲@同ウーラントシュトラセ駅。〈いつもネットで席を選びカード決済し公演当日実券を受け取ってるシャウビューネ。先週の公演時、今夜の分もなぜか出力されてて受け取ってたのをウッカリ部屋に置きっぱなしで開演直前劇場着。窓口で名乗って事情を話したら即再発券、感謝を追い越す程のあっさりさ。月何本も観て面が割れてたから?w〉
ヘンリック・イプセン民衆の敵 Ein Volksfeind』@シャウビューネ。北欧文豪モノは落ちこぼれ度高くて避けてたんだけど、内容が内容だと知りかつ演出も評判なので可能な限り下準備し配役・人物関係も予習して臨む。それなりに効果アリ。〈激高議論系なアグレッシブさ、劇中の町民集会←台詞は現代別テキストに置換、が観客巻き込むリアルな議論に一時突入するなどの演出、イラスト&文字黒板舞台パネル、Dボウイも流れちゃう音楽、愛しのアスパラターザンくん出演の眼福、等で東マイヤー技を堪能〉、なーぜかリアル犬連れ登場の利益優先派、風船ボール入り塗料を顔のない非難としてベットリ浴びる主人公、集会前のマイクチェックにさりげに短くヒューマンビートボックスやらかしちゃう若者クンなどなどもね。てなあたりはさておき、芝居自体の設定はとっても原発立地の構造と相似で、社会的なディスカッション空間としての《劇場》であることも改めて見せつけられもした公演だった。