ますだいっこうのあと@ベルリン

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稚内札幌旅4日目

ikkomasuda2011-09-23

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快晴。テレビ塔近くのターミナルから北海道中央バス高速ゆうばり号9:20→10:49。道央道おりて先の景観に感嘆。地理教科書に載ってる“北海道の農業”そのものな風景なんだもの。経由地の栗山でほとんどが降りてしまい、そこからはひと山トンネルでくぐって谷あいの旧炭鉱街に入る。夕張テニスコート下車。そこから夕鉄バス本社バスターミナルへ。あわよくば乗り換えられるかも/他の便があるかもな市内線はやっぱり1時間待ちで、ならばと、国道沿いを台詞入れながらがっつり歩く。JR夕張線清水沢駅のある集落からさらに奥まった場所まで。結局待って乗るのと時間的には変わらなんだ。
夕張清水沢アートプロジェクト。北海道きっての炭鉱会社・北炭の自家発電所跡をメイン会場に“アートの力で炭鉱の記憶を掘り起こす”企画。手作り感あるイベントでさりげなく親切にしてもらい来た甲斐ありましたと何度も口にするほど堪能。
普段立ち入れない発電所や選炭所詰所のかなりモロな廃墟に恐る恐る足を踏み入れる皮膚感空気感明暗感自体からして凄くってね、作品それぞれもテーマを地道に探った丁寧なものばかりで好感。サイトスペシフィック云々とも言えるけどいい意味でもっと直球に記憶や地域などに取り組んでいたと思う。おそらく関係者の顔ボケ拡大モノクロ写真とテキスト直置きインスタレーション・端聡『無題』が一番のお気に入り。
ズリ山、九州でいうボタ山、頂上にある無骨な木組みが炭鉱街を静かに見下ろす『回廊』は、作者である建築デザイン系男子が登り下り付き添って対話込みの作品。群れ飛ぶ赤トンボ。彼が車で離れた旧炭鉱事務所まで送ってくれて助かった。渡邊俊介クン感謝!清水沢ダム・水力発電所にも行きほぼコンプリート。受付に戻って主催のNPO女性や夕張の観光関係男性に感想をやや興奮気味に話す。
炭鉱住宅を覗き見心隠しつつ徘徊。じいさんばあさんがのんびり丹精する建物の間にある自家菜園。咲く花の色が濃くて目に残る。アートプロジェクトの見どころになってる共同浴場に紛れ込む。ステンレスの大浴槽×2。ズリ山登頂記念な手ぬぐいで浸かった。
夕鉄バス市内線から連絡の新さっぽろ駅行きでもよかったけれど、帰りは清水沢駅から乗り鉄
16:29→18:17南千歳18:22→18:55。夕張線各停は行き違いや退避で何だかなかなか進まなかった。南千歳駅では空港行きホームに着いてしまい、慌てて反対に渡り快速エアポートで札幌。
駅スタバでサツエキ男子視姦。ああ祝日だったわねの商業施設的ヤル気。すすきのまで徒歩。交差点ごとに赤信号で同じく引っかかっていた黒眼鏡サル顔スーツ男子とずっと同行。どこか名物店に入りたい気もなきにしもあらずのまま宿に戻り、ジミーさんとしみじみ語りながらコンビニ飯。ドミトリーでは相変わらずノンジャパ勢が暗いまま不貞寝していた。