ますだいっこうのあと@ベルリン

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ヨシくんの絵/大友良英『アンサンブルズ2010―共振』

ikkomasuda2011-01-05

東西線→千代田線→北千住駅スターバックス。駅ホームが見下ろせる、だけど前だったら休憩スペース、無料のタダの、だったような店舗。つくばエクスプレス初乗車。パストラル〜。
DC展@つくば美術館。ヨシくんの大学院での制作を観にいった。『Sea Scenery』。向こうに海広がる手前低い丘の景色、それはさりげなくて、それをさりげなく、だけど“きらめき”として描く大型の油彩。すんとたおやか。カミテには椿のような花群控えめに。溜めのある画風についあれやこれや深読みは悪癖。あのおそらくは砂っぽい丘を踏み越えた海には何が一体?と。他もさすが院生作品だけあって確たる思考あり技巧ありで興味深かった。
未来都市を無駄に歩いてみたい気もしつつ、路線バス→土浦駅常磐線
大友良英『アンサンブルズ2010―共振』@水戸芸術館。〈ゴム幕をググンと左右に伸ばすように、聴覚起点で全感覚の密度が、広がっていく気分といったら!明暗の人工光・天然光と夫々な展示室が回廊状にひと繋がりな場を徘徊し考え事。大友さん演奏ギター+街音をヘッドホンで聞きながらの晴天散歩も水戸快楽!〉。例えばポータブルプレーヤーは、例えば今でいうターンテーブルがゴムマットをはずされた金属むきだし状態で回転して針とガリガリ音を出す、そんな一つ一つが複数となりアトランダム配されてで回廊状の展示室を、音だけじゃないナニモノかが行間を気持ちよく満たしてくれるインスタレーション。ヘッドホン+iPodシャッフルで館外へ歩き出す『階段をおりると公園があってそこには小川があるよ』。台地上にある水戸の中心街から谷へ降りていく道のりで、その谷にある冬枯れた公園はまるきし無人で午後2時晴天の光は燦々もいいところで、いろんな尺がいい意味でいがむ。音・音楽・街がトータルで愛おしくなった。
高速バスは渋滞っぽかったので常磐線各駅旅に。『反アート入門』読進。