ますだいっこうのあと@ベルリン

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『les possédés』

ikkomasuda2010-04-23

WG近くのフンボルトハイン公園、緑道と集合住宅で構成された界隈、マウワーパーク、プレンツラウワー・ベルク界隈。陽がさせば適当に腰下ろして『ウォータースライダーをのぼれ』。Kino in derKulturbrauereiQueer Film Weekendパンフ、Caramelloでカフェ淫。ホット・ドッグ・コミックスでトマト・ライス他wのスープ。店番がそこいらのアンちゃん風情てのに好感。
cie. toula limnaios『les possédés』@Halle Tanzbuehne Berlin。ベルギーから鉄路で直行の長谷川寧さんとバッタリ。
この劇場も窓そのままのレンガ造り建築で板張りの2階がカフェ。作品は、ドストエフスキーがどうのこうのと書いてあって、例えば強迫的な精神状態を喚起されたりもする。ピストルを突きつける/突きつけられる男女の小芝居から始まり、頭に布をかぶったまま直立していたダンサーが口でむしゃむしゃして動きだし、踊るというよりは、立ち位置、ガンつけw、体の一部を指し示す行為、舞台上での白塗り、フロアありの一連の振り、イレイザーヘッドな男子がアンダー一枚に脱がされ、そこに墨汁みたいな水で濡らした女性が長い髪を鞭よろしくペシペシ叩き付ける、等々など。全体的に暗い胸騒ぎがじわりと迫りはしたものの、もうひと要素があったらねえ、が正直なところ。長谷川さんが知人経由で配券依頼したという日本人ダンサー・陽かよ子さんにご挨拶するのに便乗。少しお話。この作品にはもうひとりスガタ・ヒロノリさんという日本人男性も参加。あと真っ赤なセーター着たカフェスタッフがたぶんオネエさん、陽気&ラブリーでいらっさいましたデス。
自分も乗れば少し早いのに、トラムに追いついた長谷川さんを見送って、夜道をゆく。