ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

キヨスミシラカワとフニクリフニクラは音節数以外にも何か似てると思い込んでしまっている脳より

ikkomasuda2009-10-03

祝、熱烈祝・東京落選@2016五輪開催地。この年に限らずこの都市に限らず、もうやめてくれ。停滞感を一掃だの若者に夢をだの起爆剤だの唱えて目くらませする《解決策》、もうやめてくれ。
腰履きジーンズ更にズレてボクサーと足見えてるゴロリ爆睡イマドキくん@東西線中野折り返し電車。起こてあげりゃよかった触っ(以下自粛)。
スターバックス中野。B誌原稿書き。雨上がりの早朝空に勇んで出てきたが想定外の雨。叩き台原稿まで。
東京都現代美術館でハルくん合流。メアリー・ブレア展会期末でざわついている。混ぜ御飯@ベトナム料理カフェハイ。もう一人の待ち合わせまで清澄庭園向こうの“ギャラリー倉庫ビル”を先に見ることに。貼り紙があったにもかかわらず見つけあぐねていると、おっちゃんが下町ならではの助け舟。
エルムグリーン&ドラッグセット『スーパーモデルズ』@タカ・イシイギャラリー。「ナチスドイツによって処刑された同性愛者を追悼するための記念碑」を創った“組合員?”男性デュオってことで気になっていたアーティスト。脳内刷り込み的にはSFのなんちゃら星人っぽい丸丸オブジェがお洋服着てます、な立体作品だった。ふむ。置いてあった作品写真集がクィア成分配合でおもろかった。
米田知子『リバース・ビカム・オーシャンズ』@シュウゴアーツ、万代洋輔『ラジコン』@ヒロミヨシイなども。上階の小山登美男ギャラリー見逃したのは迂闊。
現代美術館に戻り、しほ嬢と合流。んがチケット購入40分待ち行列。もちろん目当てはメアリーじゃなく伊藤公象だけど窓口一緒。ああこりは縁がねーわねと断念。招待券ある二人と別れる。無料展示の案内を見つけふらりと寄ってみた。
Grope Du Ventグループ・ドュ・ヴァン(風組)『Parcours - Way - Michi(道)』@東京都現代美術館地下講堂。床と空間が体育館ちっくなスペース。真上から投影されるビデオプロジェクターの青い光だけ。ブルーの矩形に「non signal /source: computer」とかそのままの文字も。そこに女性とおぼしきパフォーマーがただ延々累々。ゆらゆら系動き。佇立。ゆったり横座り。金属の部品状?なスピーカー何点か。微かに電子音。近寄って距離を置いて歩き回って座り込んで好きに観る。あくまで静謐。時間感覚がダリ化もするちょっと。脳の表皮がペロリペロリ剥がれ落ちていく感覚。チルアウト。そぎおとしのギリギリバランスが取れる見せ方だったかな。まあね“考え過ぎヨーロッパ系パフォーマンス”とも口悪く言えなくもないのだけど、僕個人の今日においてはすごくすごく惹き込まれた《リビング・インスタレーション》だった。あとこれがもっと別の建物空間だったらどうだったろうとかグルグル。
長居したせいか帰り際プロジェクトのアーティストたぶんイグイ・ロレIguy Rouletが話しかけてくれる。“8時間のノンストップパフォーマンス”はほぼ偽りなしらしい。何とか英語でまんまの感想を伝えた。
深川図書館ババグーリ。墨石鹸。門前仲町日本橋徒歩。茅場町でまだ生きてる鼠ついばむ烏@赤い郵便ポストの上。高島屋メゾン・カイザーでパン。
今日のといい所沢で観た泯さんの場踊りといい、それ以外にも記憶に点在する、なんて言うかな、劇場的な観方じゃなくて(も)いい、より、ナマミノモノ、モノダケドナマミ、とかで視る作品に最近やっぱり興味があるのかもしれない。興味というかゾワゾワしがちというか。そこに“邪(よこしま)視線”配合の流れで一度視てみたいと思ってるのが、コンタクト・ゴンゾ、なんだろうな。
てなあたりが、この半年くらい劇場から、少なくとも日本の劇場から、足が、いやむしろ、心が、遠のいてしまっている言い訳のまあ一つだったりもするのかしら。