ますだいっこうのあと@ベルリン

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ペテカン『青春荘の人々』

ikkomasuda2007-03-28


左側死角からの軽微だがその瞬間しっかり不快な衝突や接触が朝の地下鉄から断続的な一日。そういったことは日常なわけでどう反応するかは体調次第なわけその意味では要は少し疲れているだけの話だろう、にしておこう。

港区R社出張校正。ティップネス新宿、オネエエアロの影響か早めの時間帯でも、ことのほかつんけんした“プロ”が多かったなあ。

ペテカン『青春荘の人々』@新宿シアタートップスを観る。らくだ工務店でご一緒した濱田龍司さんが主宰する劇団の公演。レディスデイにお願いしたので客席は当然至極な光景。

客演を迎えず久々劇団員だけでの公演だそうだ。そうと知って観るせいか役者個々が伸び伸びしていて、ときにかっこ書きな見せ場もあったりで、それをお互いラク〜に受け止めおもしろがりながら積み上げていく青春群像劇、てところかしら。それぞれに味付け濃いめかつバラバラキャラの住人たち。水商売系役・羽柴真希のやりちぎりっぷりにほくそ笑む。あとミクシィつながりの大治幸雄さんの粋な兄貴っぷりにもプチあがる。

ピンク電話やちょっとしたソファ、それに2階へ通じる階段もある、アパートの玄関あたりが舞台。合間ふっと20年前くらいの記憶がよみがえったわ。靴を脱いであがるすり減ってツルツルする階段の触感とかね、ひんやり薄暗くてしんとした空気だとかね。

ま、個人的カンショーはさておき。芝居自体はですね、きっちり練り上げられた舞台としてちゃんとしたレベルで尊敬するの。するのだけど、“青春荘”という題名をまるっきり裏切らない、誰も悪い人がいない、世界観というより価値観には、僕にはちょっとコネクトできなかった。

濱田さんや、同じく『幸せのタネ』つながりの演助・江幡朋子さんに終演後ごあいさつ。

ベルリン行きエミレーツ航空チケット予約完了。名古屋、ドバイ、ハンブルグ経由、4月22日出国→5月8日帰国、現地14泊の一人旅。さてどないなりますやら。