ますだいっこうのあと@ベルリン

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my 41st birthday/『ベント』

B誌原稿続き。文字数の1.3倍書いてから削りに削ってようよう出来上がり。

渋谷へ。東急フードショー・成城石井で味噌、信州屋で立ち食い蕎麦、東急ハンズで豆腐の盛田屋化粧水、白山眼鏡店でメガネの調整。

パルコ・プロデュース『ベント』@パルコ劇場を観る。

*感想は後日アップします

…って、今頃(2/7)こそこそアップします。結局観終わった直後のラフなメモほぼそのままデス。

戯曲自体の持つ力には脱帽だったのだけど、それをいま現在この顔ぶれで上演する意味とか意義ってのが、よく視えない公演だった。これが、結論的感想。

舞台は八百屋に傾斜している。1幕で使うセットが転がってる林が舞台。わーりとすでに不気味なムード。冒頭のマックスとルディのお部屋のシーンが、劇場の間口のせいかお部屋に視えない。椎名桔平の茶色のガウン姿がなぜか和服に視えて仕方ない。ルディ役高倉蒼佑クンかーわーいーいー。フライヤー写真の坊主は超萌え萌えだったのだが。芝居的には身に合わない早口演技で、これは鈴勝演出かすら?

客席から紫のピンスポットを浴び、歌いながら女装で登場するクラブオーナー・篠井さんは、歌謡ショウばり。やや廉かったかも。ダンス主眼で集めたであろうアンサンブルによる、黒革半裸セクシーショーには萌え萌え。それに囲まれてニコニコする篠井さんは、もはやおばさん感含有。えんぺ一行レビューにもあったように、世帯を持ちつつ女装もしてクラブで稼いでるっていう、したたかさはあまりにじんでこなかった。映画のミック・ジャガーはなんかハマってたけど。

マックス役・遠藤憲一の、黒テントをおもわせる早口っぽい演技は個人的には好感。2幕収容所のシーン。高圧電流が流れるを有刺鉄線を前にしての石運び作業。立ち止まって「感じる」だけで愛を交わすシーン。ある意味一番の見せ場ながらも、うーん、戯曲以上に「立ち上がってくるもの」は残念ながら視えなかった。

死体を落とす穴の代わりに真っ赤な絨毯が敷かれた客席通路に置くのはどうよ?ある種舞台上のできごとが客席に入り込んでくる、みたいな意図だったのかしら? うーん。

椎名はなんだかねー、裸も含めて(笑)ボヨーンとした印象で。そのボヨーンが/ノホホーンが、最後にどうなるか、というか演技の踏切点と着地点との対応っていうのか、なんつうかイマイチどっちへもっていきたいのか不明な演技に思えたわ。

それでもまー、そこそこは満足。去年のtptを観そこねたし、台本・映画だけだったからね。

青山さんママのタックスノットに顔を出す。ひとしきり金丸さんカイくんと4人でたわいのないお喋り。