ますだいっこうのあと@ベルリン

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LOOPダンス『Another Fusion / Another Body』

LOOPダンス『Another Fusion / Another Body』本番当日。やや睡眠不足気味でセッションハウス入りする。本番で使う、ストレッチ素材の白い布で被ったアルミ枠の“箱”はスムーズに出来上がった模様。組立式だからね。僕は、当日パンフを折ったり、ジャズシューズの紐を通し直したり、折込をしてくれた水と油のすがぽんと雑談したりで、ややノンビリ。そうこうするうちに、場当たりの時間。

ひとまず、“箱”の移動位置を確認する。これの位置次第で、その後の振りも影響してくるので、きっちりあたる。佐藤さんがバミリをレゴみたいなカラーリングでテープで貼ってくれた。稽古でもやってたことだけど、改めて、確認。ほいでもって、さくっとゲネプロ。まぁ、とりあえず問題なし、だったな。にしても、フード付きというか、養蜂業みたく顔をすっぽり被う薄い布フードは、やや視界の妨げになる。それに息苦しい。稽古で何度か試していたけど、実際の照明でやるとなると、やや不安だ。

さくさくと本番、16時30分の回。めちゃめちゃ緊張しましたぁぁぁぁぁぁ! 特に冒頭! やはり危惧したとおりフードを閉めて登場する冒頭で、“箱”のバミリが分らなくなったり、後ろ向きに移動して、床に横たわってる一美さんにぶち当たったりして、か〜なりアタフタ。途中からなんとかペースを取り戻したけど、あいやー、冷汗の連続だったわ。

終わって、ちょっとホッとするうちに、気が付けば19時30分の回。今度は少なくともトラブルを繰り返すことなく、踊り終えました。はひー。にしても、危ない橋を渡ったって気分よ。

今回の作品は、B級SFチックな陰ストーリーをもとに組み立てられている。人造人間とかミュータントとか宇宙人とかね。役がら的に言うと、僕は白衣の科学者だし。“箱”っていうのも、実験装置って見立て。もちろんそういった設定そのものはウラの物語で、お客さまが“好きに勝手に”観ていただいて、視覚聴覚で楽しんでいただければいいことがらなんだけど。そのへんの“曖昧模糊が曖昧模糊として”舞台でのダンスから上手く客席に伝わっていったかが、いろいろな意味でやや不安になったな。

僕自身は、ケラケラ、ときにキーキー笑いながら踊って終わった前回(LOOP的には前々回)の作品と違って、“ちゃんとしなきゃ”感に、とってもとっても苛まれながらの本番でした。“箱”の位置取りやら、何度やっても体に染みない振りやらに…。踊りそのものは相変らずグネグネダラしなくても、そんなこんなで内心は、非常にピリピリしてしまってました。うーむ、やはりコンディションがベストじゃなかったからかしら。そういう本番を迎えたことには、悔いが残ります。反省。

以前出演した都築智子ちゃんといっぱいお話しているうちに、スタッフやらお手伝いのみなさんのおかげで、バラシもほぼ終わってた。感謝! あとは打上げへGO! ドリンクメニュー豊富なカフェ風な店にて。ヨーロッパから一時帰国中のさやか嬢(彼女も以前出演したことがある)も合流して、久し振りでたくさん話す。あー、お疲れさまでした。電車のあるうち、健全に(笑)解散する。

なにはともあれ、無事終了いたしました。ご来場の方々をはじめ皆様、どうもありがとうございました。佐藤さんはじめ関係者の皆様、お疲れさまでした。ペコリ!