ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

depressionen im ghetto

朝、そうしようとto doリストに書いたとおり、22時にiPhoneを持ち込まないで寝る。ベッドというかマットに仰向けになる。目線の先には南側へ向いた窓2つがあって、そこからはまだ夜になりきらない濃い青い空というか光というかが見えて、中庭に生えてる背の高い木の緑も、その横へ数日前に移設された工事用クレーンの黄色も、見えて、そう、寝る前には窓から首を出して右側を、つまり暮れゆく西空のグラデーションを背景に小さく見えるクレーン2機とその上にかかる三日月を眺めた。眺めて、撮りきれないとわかっていながらiPhoneで撮影して、それを一緒に眺めたかった某にまた送る、送られても困るだろうとわかっていながら。朝6時半までには起きて昼飯11時夕飯17時は隔離期間を経てほぼ確定しつつある。朝はスムージーとコーヒー、昼はご飯に味噌汁か汁物、夕方は甜菜糖シロップたっぷりのミューズリーと少しコーヒー、も同様。午後に散歩1時間も定着した新習慣で、今日はゼヴァン通り線、詳しくいえば、ゼヴァン通り周辺に東独時代に建てられた団地街とその合間の緑地帯、を散歩した。徒歩片道30分圏内は歩き尽くした気分だがそれでも今日のように未踏の通り、というか団地の棟と棟の合間の道、があって運動代わりプラスアルファはまだある。ドイツ語テキストを15分音読する、は最近また習慣にするべく取り組み始めて、ランダムテキスト式から戯曲1本通してに変えてどうにか続いている。今週は見事に予定がなかった。平日の語学タンデムパートナーも時間がないようだし、撮影がらみもいっさいない。NGだった週明けのエキストラ仕事が1日分ブッキングされたのがせめてもの成果か。「何もないよりはまし」というフレーズをドイツ語で繰り返しても拭いきれないものがどこかに溜まっていく。きょう突然屋根の工事業者が尋ねてきた。雨漏りのぐあいをみるためで、天井の茶色いシミと亀裂を見上げるやいなや小声で「クソッ」と呟いた。あとうちの屋根裏部屋の面積を聞かれた。所有者が変わって以来、放置され漏り放題だった屋根がどう修理されるかは、おそらく彼の見積もり次第だろう。数週間前から、建物内で空室2軒の大掛かりな改修工事も始まっている。うちの向かいの屋根裏部屋、親切な大家さんだった頃は彼がベルリン滞在時に時々使っていて、売却後は使われないままの、には今は工事業者が泊まっていて、たぶんまだ改修はされないが、いつまでもそのままではないだろう。雨漏り修理を合わせて、うちの部屋もどうにかするのかも知れない。1週間ほど前、建物入口の呼び鈴と郵便受けから僕の名前が消されていた。便宜上、表示されてるだけで、正式には階下の部屋の間借り人でしかないので、管理会社としてはまっとうな管理業務なのだけれど、わざわざな印象と、もろもろの住居状況を鑑みて想像すると、これもまた拭いきれないものとして付着していく。
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haftbefehl – depressionen im ghetto