ますだいっこうのあと@ベルリン

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「Weil Ich Dich Liebe」/『Grundgesetz』

ミーシャ・バダシャン「Weil Ich Dich Liebe」地下鉄での裸体写真プロジェクト、最後の巻は車内での撮影。2時前起床。祝前夜終夜運転でU5U2ダイヤ乱れでかえって早着。集合場所ノレンドルフプラッツ駅構内でミーシャらと合流。多分以前も見かけたことがあるヤセッチョくんや、初登場という美形くん含むモデル6人&撮影スタッフ3人全員、出身を問うた取材者まで全員非ドイツ人。郊外へ向け走るU3最後尾車両で平穏に座ったり天井近くの握り棒に半ばぶらさがるような体勢とったり。カメラ側に乗ってきた客、母子は笑顔でバイバイと降りていったが、高齢男性は下車後運転手にチクってた模様。折り返し長々乗車後ヴィッテンベルクプラッツ駅で別れU2U5。戻って朝の平常業務こなし仮眠。
Marta Gornicka『Grundgesetz』@ブランデンブルク門前ステージ。ドイツ統一の日・各州持ち回りフェス@ベルリン「Nur mit Euch」でのマキシム・ゴーリキー劇場企画。7月オーディション受けたが選ばれなかった自分的残念プロジェクト。苦手な人混みに耐え舞台前中央で立ち待ちしばし。世界に開かれた多様性と寛容の都市であることを直球に体現するベルリナー50人のキャストが、ドイツ連邦基本法テキストをもとにシュプレヒコールするパフォーマンス。強リズム付け/ソロ/斉唱/リピート/重層/クレッシェンド/足踏みならし/整列/バク転や歌唱など合間一発芸的も挟んで展開。指揮者よろしく舞台前でキュー出しするマルタの後ろ姿どこか微笑ましや。「政治的に迫害されている者は、庇護権を有する。」のくだり強調で観客から拍手が起こったりとか。同アーティストによる過去パフォーマンス記録映像から誤読した、社会内部での対立を炙り出すようなアグレッシブさ、というかあえての批判性とかはあまり感じられず。雰囲気は終始祝祭感、意地悪く書けばああ〜素晴らしい〜ドイツの憲法は〜ムード。いわゆる右派ポピュリスムス等への明確な護憲姿勢という意味ではアグレッシブだったともいえるだろうけど。背景の、ブランデンブルク門の、すっかり忘れてた仏アーティストJRのストリートアート、象徴的建造物を覆うがごとくの白黒超超拡大コピーのそれは、崩壊直後のベルリンの壁上で歓喜する人々とそれを見上げる制服の男性3人、壁には「FREEDOM」の文字。30年近く経ってもまだその無血革命物語へハナシを持って行きたいのねと斜に構えた感情的疑問符も軽く明滅。パフォーマンスが独語ディスコナンバーに続いてわりとそのまんまな『Freedom』流れて乱舞で幕切れってのも割り切れなさ微量の。ベルリン市文化大臣でオープンリ・ゲイのクラウス・レーデラー生で初目撃、男の子と同伴w。フェス最終日午後で人出増す制限エリアから逃げ出し帰宅とっとと。ドイツ統一に自分が含まれる日はやって来るんだろうかと反語法。
musik heute:
pharrell williams - freedom