ますだいっこうのあと@ベルリン

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コンスタンツァ・マクラス/ドーキーパーク『The Pose』リハ/『Nasser #7Leben』

振り在宅ビデオ学習。14時30分コンスタンツァ・マクラス/ドーキーパーク『The Pose』リハ@Akademie der Kuenste。1日だけ会場が使えるゆえ場当たり的な。どうにか紛れ込めるかしらな薄日が。
Nasser #7Leben』@Grips Podewil。現在はゲイのアクティビストでもある青年ナッサーへのインタビューをもとにした舞台。ベルリンに住むムスリム一家出身の彼がカミングアウトを機に体験した、周囲の反応・ゲイコミュニティでの解放感・家族親戚による強制結婚や誘拐・青少年福祉局の手助けなどなどがテキパキと。ナッサー役俳優David Brizzi←シンプルに好感湧くタイプの語りかけにあわせ共演3人が役とっかえひっかえで絡む。可動式電話ボックス的舞台セットに映し出される映像はシーンのイメージだったり、ネットコミュニティのポジティブ&ネガティブな反応だったり。青少年向け演劇の劇場なことや諸々事情で出来事を詳細に演じるわけではないものの、リズミカルな進行は好感。終演後ナッサー本人も登壇してのアフタートークも含めて、いわゆる“演じるの観る”のとはまたちょっと立ち位置の違う、なんだろうな、舞台化という客体化プロセスを経ての“誰かの体験を聞く”/“共有する”場の意味みたいなことも含めて、なかなかに印象深い観劇。劇団フライングステージが懐かしくもなったりした。そいや、劇中「自分はゲイだ」という台詞の瞬間、やや賑やかげな中東系出自の若者グループからOMG!的な声をあげてのリアクションがありそれを俳優がひろった、エピソードにも登場した福祉局の人も観に来てたり、てなことも。