ますだいっこうのあと@ベルリン

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フランクフルト(オーダー)・スウビチェ・ビースコウ[ベルリン2015]

森川くんとの日帰り旅その2、ドイツ・ポーランド国境の街フランクフルト・アン・デア・オーダーFrankfurt an der Oderと、途中下車的にビースコウBeeskowへ。ベルリン・ブランデンブルク運輸連合1日フリー乗車券Tageskarte VBB-Gesammtnetz・21ユーロ利用。
オストバンホフ駅ホームで待ち合わせて乗る込むRE1は2階建て車両月曜につきガラガラ。1時間でフランクフルト到着した駅ホームにはいにしえの特急用車両等からなる企画列車が停車中でラインゴルトの頑張って素材を貼り合わせてドームにしました的な展望車なんぞをホーヘーと眺めた。ちんたら中心部へ、関連思い出しツイート〈不躾だったので撮影を断られた、フランクフルト(オーダー)の郵便局にあったステンドグラスは地球を取り囲んで手をつなぐ女神様だかのデザインで、たぶん万国郵便連合のマークかそれからインスパイアされた図案。宙を舞う彼女たちにババアのちっぽけな郵便物が無事相手に届くことを祈る、夏の午後〉、炎天下歩いてオーデル川にかかる今や何の変哲もない青い道路橋を渡ってポーランド入り、陸路・徒歩で国境を渡ってみたい欲が、ヘッセン州の金融シティと似た名前のこの都市へ足を運んだ最大目的だけど、現在は一切の国境管理もなく想定通りのなーんにもなさw。対岸の街はスウビチェと発音するとはウィキ後知恵。税金・物価が安いらしくドイツ側住民相手のタバコ屋・両替屋・美容室が乱立、どことなく街の佇まいも違う印象、というか東ベルリン風味というか、スーパーに入って使い残しのポーランドズウォティで買い物、市場の案内看板に従って歩いてみれば平屋の露店が固まった、アジア連想なマーケットに辿り着く。社会見学と昼飯所探しでアメ横的路地をひと通り歩き、最終的にはマーケット入口すぐの、壁紙がやたら花柄でカラフルな安げな食堂へ。諸々ちょっと微妙な気もしつつドイツ語で注文、僕は鶏肉シュニッツェル豆や野菜のとろりソースがけを、地元民も三々五々食事してた。その後こぢんまりした街の中心らしき界隈をブラクリ経由、川沿いベンチや、ドイツ側に戻った教会前広場など木陰で長めな休憩を挟みつつ、駅へ戻る。列車待ちに構内バーガーキングでしばし、トイレどうのこうので独語役に立てず。
行きとは別の支線でベルリン方面へ走るRB36ディーゼル単行、ほんと誰が住んでるの?な駅も縫ってビースコウ着。テアターハウス・ミッテ出入りの日本人ダンサーたちが6月だかにこの小さな街であったフェスティバルに参加したという話を聞いて、ほぼなーんもない小さな街を訪ねてみたい欲にかられ森川くんを巻き込んだ次第。空がほんわか茜色帯びる刻、まるっきり人けない街を中心へ向かって歩く、途中映画館があってそこのカフェに人が一番いたかな。ドイツの都市の定番通り真ん中に広場があって、その脇の店じまい間近なインフォメーションで地図をもらい見どころは閉まってるの承知で巡る、St. Marienkirche、城壁外のシュプレー川近くの城というか領主の館的なBurg Beeskow、銅鍛冶屋が図書館+アーカイブ+カフェに転用されてたりも、さりげない街並みも古風な佇まいをそれとなく残してて、ま安易な悪しき連想的にはディズニーランド!なんだけどw、何より静か、静かすぎるほど静かで素敵。最後にはまた広場に戻って適当なベンチで抜け殻のように二人でぼけーっとした。建物一部がバンド練習の場所になってる実質廃駅から1時間1本のRB36、西日に向かう緑の単線を女性車掌と雑談しながら男性運転手が車両を走らせる、安全規律上いいの?って感じのローカル感がまた何とも、途中湖岸をすり抜けたりもして。ケーニクスヴスターハウゼン駅→オストバンホフ駅→ワルシャワシュトラセ駅と戻って、森川くんと別れる。