ますだいっこうのあと@ベルリン

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ザクセンハウゼン強制収容所跡[ベルリン2015]

9時森川くんとコットブッサー・トア駅高架ホームで待ち合せ。Sバーンは途中工事のバス代行区間があるため、ゲズンドブルネン駅からRE5。混雑でデッキ立ち、すぐそばのリュック背負い男性は日本アニメオタク。オラニエンブルク駅からのバスがちょうどでドヤドヤと乗り、スペイン語で喧しい団体かわして見学開始、炎天下、ザクセンハウゼン強制収容所Gedenkstaette und Museum Sachsenhausen8年ぶり。地表に置かれたスピーカーから死の行進に関する証言が響く音響インスタレーション、ARBEIT MACHT FREIがあしらわれた鉄門から三角形の収容所敷地へ、時計回りに歩きだす。医療棟・病理学棟から火葬施設と巡って早くもぐったり日陰で放心、銃殺用塹壕と白いプラスチックのような素材に覆われたガス室・遺体焼却炉跡、さらに奥にあるソ連時代の収容所絡みで暑さもあってギブアップ気味、共産風味モニュメント経由で敷地中央の大きな木の陰がまるでお弁当広場にようになっていてそこで地べた座り、調理場だった建物・収容棟、同性愛者の銘板などざっとひと通り巡って、新博物館裏のカフェ、ことの重さ的にかつ英語かドイツ語なので単純に情報的に消化しきれない感ヒシヒシ、そうであってもその場に立つことで思い巡らすことができる何事か。バスはしばらく来なそうなのでぶらぶら歩く、途中アイスクリーム屋でだらけていると案の定バスが追い越していく。ちんたらSバーンのつもりで待ってるうちに、リヒテンベルク駅へ直行する列車RB12に気づいてそちらへ。日曜営業の駅ナカエデカで買い出し経由、またリヒテンベルク区屋根裏部屋でダンダラ喰いタップリお喋り、日暮れもゆったり味わいながら。