ゲネで失敗しておけば本番には大丈夫式で昨日の失敗を反芻する一方で何ぶんにも母語での現場でないだけにグルグル感も半端なく正気を保つのがどうのこうのなレベルの手前じゃないのか的な圧迫感も。せめてもでゲネまで連日改訂を重ねた台本を改めて読み通す。午後、いわゆるゲイパレードクリスロファー・ストリート・デーのパレードを軽く眺めにいく。ノレンドルフプラッツ駅、たぶん列の後半でノリノリエリア、折から日も差してきてムワンムワンな雰囲気はやっぱり心地良い、そこかしこで上裸だし、サウンド系じゃないデモ寄りな前半を追っかけたかったけど、地下鉄駅から遠ざかることになるので、それはやめにして、最後尾に向けヴィッテンベルクプラッツ駅に向けて歩く、オレンジの清掃公社の粛々作業はオイローパセンターあたりだった。
Sバーンでシャルロッテンブクル駅、ビオマルクトでミューズリシュタンゲ他、劇場カフェ外席でベッティナ＆ゾフィにちょっと加わり劇場入り。稽古場でウォーミングアップ後数シーン当たって準備、そんな合間に初日の贈り物が楽屋に置かれてたり手渡されたりで次々でそれらはまったくの想定外：シャウビューネＴシャツ＋劇場製シール「traeum weiter.（夢を見続けて！)」の前にIkko, と書き加えられたハンドメイドノート＋その間には僕個人のを含む舞台写真数枚のセットvon演出部ヴィプケ＆フィリップ＆ユストゥス、リンゴvon舞台美術シャルロッテ、キャンディ＋メッセージカードvon衣装アリアナ、公演プログラムvonドラマトゥルク・ジュリア、あとメッセージカードvonたぶん劇場運営部←これは終演後再集合した稽古場に丸く立ててあった。開演30分前集合し、晴れやかさとピリリとがないまぜな雰囲気で再度ウォーミングアップ、クラウディオ指揮のボイス柔軟、最後の最後はヴィプケが先導して皆で唱和する式のまじないみたいな歌を輪になって、せーの全体でtoi toi toi、個別ハグでもtoi toi toi言い交わし、スタンバイ。「ポリレアリステン Die Polyrealisten – offen fuer alle Altersgruppen」『HappyEndings』初日＠シャウビューネ・スタジオ。僕の持ち場はしっかり果たした感、劇中ソロの最後の最後でとても間抜けに頭を軽くゴッツンコしてしまったくらいw。にしても分厚い前のめり感ある客席と柔らかく対峙した感覚は最高だった。
ハグしまくりの終演後、おっつけホワイエのバーへ、初日に駆けつけてくれた由佳さんマコさんカザワさんらに加わる、出演者でのゼクト乾杯、日本人の輪＋照明デニス、5月に出演を断念したカーリン再会、ザンドラ＆知人、クラウディオ知人でHAU劇場係で働いてて僕を見覚えてくれた女性と日本エロ＆キッチュ文化話、一度稽古でやったトゥン振付『I Realy Like You』を踊ってぐるぐる回って消耗しきってお暇。初日パーティーのヒトコマ。にしても多くがパートナーか家族と共にいて、若ゲイ関係者のカップル姿にほのぼのしたり、若ノンケ関係者のチュー姿ににんまりしたりw。
