ますだいっこうのあと@ベルリン

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CSDコットブス[ベルリン2014]

ikkomasuda2014-09-20

コットブスへ日帰り旅。前日にCSDパレード開催を知り検索すると近代美術館もあるようなので出かけることにした。往復のチケットも21ユーロで現地交通機関も含め乗り放題というTageskarte VBB-Gesamtnetzをカウンターで教えてもらいそれで。にしてもややギリギリにホームに着き切符自販機がないので、駅舎地下の有人カウンターまで慌てて往復したんだけど自販機はなんと車内にありました、トラム式かー。地元駅リヒテンベルクから出てるRB36で1区間乗りKoenig WunsterhausenでRE2に乗り換え2階建て車両でコットブスCottbusまで。車窓の森深さはドイツならでは途中駅の駅名表示が2種類になってたのは後で調べるにドイツの少数民族ソルブ人の言葉ソルブ語表記だったみたい、コットブス市内の通り名もそうなってた。1時間半ほどで到着。
初めて訪れるいわゆる旧東ドイツの地方都市、いんやーやる気なくて素敵、無駄に広い通りだとか、人けのなさとか。ガタガタとトラムに乗って車窓キョロちゃん、旧市街の入口に建つ塔だのモダンな大型建物だのある街の中心部で降りる。Stadthalleにある案内所でパンフ類もらう。dkw Kunstmuseum Dieaselkraftwerk、火力発電所だった建物にある近代美術館。規模控えめな特集展示があってそれをざらっと見回る時間、身体変容系特集や1900年前後の風俗写真イラストなんかが興味深かった。旧市街中心部のプロムナード、土曜なのに人影まばら経由、レンガの塔Spremberger Turm、木造の急階段登っちゃう。拍子抜けするのどかな展望、無駄に道が広いのはもしかしたら東独時代に拡幅されたのかしら?頭上で突如鐘が鳴ってビックリとかね。その後上空から視えた廃墟系やらトラムから視えた店やらショッピングセンターやら社会主義風団地やらウロウロ、雨がぱらついた後今度はピーカン夏日照り。
CSDコットブスパレード。市役所隣の小さな区画にこじんまりながら三々五々和やかに集まってくる、ベルリンでのデモで見たことある人も。長身のドラァグさん司会で集会があり市長の挨拶なんかもあってゾロゾロ歩き出す。何人ぐらいだろう、500人もいなかった気がするな、サウンドカーは左翼党のバンにデコレーションしたもの1台だしね。かつ、沿道に人があまりいないの、それでもお構いなく和気藹々なのが何だか愛おしかったりしてね。〈パレード担当の警察が甘い系イケメンで途中六色虹旗を胸にさしてたとか、一般交通を規制する日本でいう白バイが、次の規制ポイントへ向かうために、毎度クラクション鳴らして歩道をぶっ飛ばして隊列を追い越してたとか、www〉。塑像装飾が目を引く州立コットブス劇場前で黙祷&同性愛有罪国国旗を縫い合わせたものを広げる。他のデモでもそうだけど人が少ないとはいえ沿道にレインボーフラッグや「ストップ・ホモフォビア」のステッカーを配って胸などにはりつけちゃうってのも地道に素敵で、佇まいがそっくりな老夫婦が胸に同じ位置にそのステッカーをつけてほわんと眺めてる様子なんか心温まるものだった。旧市街・メインのプロムナードも抜け、くだんの塔下でも近く出身のEnough is Enough!メンバーによるスピーチが。最終的にはGlad Hause、いわゆる若者向けイベント場、にて解散、その前の小広場などで例によってパーティー、肉片サンド食べて、18時発の列車に乗るべくお暇、駅に向かう。
RE2の夕暮れ車窓も地面低くに霧がかってたり、空と雲の夕陽が絶妙に入り交じってたりと飽かず眺めベルリン・オストバーンホフ。乗り換えたSバーン向かい席の男子が黒&赤コーディネイトのクロスフィットジムのスタッフらしきガタイ系で立ち上がった臀部の盛りが半端なかったのはまあ余談w。