ますだいっこうのあと@ベルリン

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アラン・プラテル『タウバーバッハ』[ベルリン2014]

独語復習、〈VHS独語講座B2.1最終日。唯一話したことなかったロジーナとお喋りできた。スペインと思ってたら彼女シリア出身だった。授業はいつも通り、単語の復習をみっちりとペアで意味を確かめ合ったり。共同学習推奨[なの]で、喋り系は相変わらずヘロヘロだけど、具体的意味でもw多彩な人々と[持てた一緒]の時間は有り難いわ〉。場合によっては軽い打ち上げ的なこともVHSではあるようだけど今日はなく、それでも継続する人も今日でおしまいの人ともいつも以上に親密なあいさつを交わして三々五々。愛しいのアンヘルがB2.2でも一緒なのは直接尋ねて確認、ヨアンナと帰り道おしゃべりし、デパートKarstadt入口でタバコ吸うビアンカさん見つけ手を振る。
夜道で男子に劇場への道を聞かれたので、僕もあとで観にいくよと付する。HAU1は熱気ムンムンで、東京ドイツ文化センターの小高さんとバッタリ、週末ハンブルグのダンスフェス鑑賞なのはツイッターでチェックしていたけどベルリンでの再会嬉しや。席は2階下手寄りで身を乗り出す系。
アラン・プラテル『タウバーバッハ tauberbach』@HAU1。幕が開き舞台一面に堆く積まれた色とりどりの衣類の山←ブラジルのゴミ山がイメージ源らしい、にまず吃驚。トラスが上がり下がりし、そこに引っかかって落ちたり乗ったりするダンサーたち。ぶら下がったマイクで何か叫ぶ←どっかの方言式に“おらぶ”と言いたい感じも、絶望佇まいの女性←分裂症に抗う女性がイメージ源らしい、ダンサーらも時折意味不明系を口走る、あるいはそろってコーラスもする。露出度高めのダンサーたちの踊りは、舞踏とか胞子とか昆虫とかを誤読連想する動き、けど土台にはバレエががっちり横たわってもいる。モヒカン野武士刈り頭長身スジ筋男性ダンサーの動きグネグネ脱ぎ脱ぎに体温上がる。もっと間近でぇ!という邪な内なる声もw。合間合間クラシックが流れ←どうもバッハ作品らしい、なにか格式を与えるというか、一定間隔おいてこの自然発酵しだしてるゴミ山に通り雨が降るかのような皮膚感覚というか。服でのおふざけシーンなどもあり。「英語(ランゲージ・ノー・プロブレム)」と書かれてあったものの、叫び系短い言葉などなので聞き取り率がぐっと下がり言語的メッセージ受信は個人的には少なめ。孤独・絶望っぽいんかなと推測してるけど。そのあたりが理解できたら、踊り・体との対応対比でまた違う景色が視えたのかもな、と。あと僕の席からは見切れてたんだけど、舞台下手に洗濯機らしきが置かれていたらしい。ローラーと股間をくっつけてアヘアヘみたいなシーンは乗り出してやっとだったがたぶんあれかぁ的な。
いわゆる放牧系作品として僕はぼんくら観つつどこか心チクチクを体感。5月のテアタートレッフェン=ベルリン演劇祭招待作品を制覇これで2つめと相成りました。