ますだいっこうのあと@ベルリン

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『インゴルシュタットの煉獄』[ベルリン2014]

独語課題。昼前リヒテンベルクへ。賑やかめな通りちょい南下でお気にのスーパーREWE&口座持ち銀行シュパーカッセが一体であったのでヨッシャ!6月から間借りするエリザベート宅にて、4ヵ月の同居人となるシルヴァンとも握手、ざっくり打ち合わせ契約書を交わし少しお喋り。エリザベートは間借り期間にスイスでチーズ作り、今月も2週間ほどミツバチの巣箱作りを手伝いに行くそう。VHSの事務所階イスで昼飯&今夜の予習。独語講座、未来テーマにつきエネルギーについて、テキスト要約や分担読み、後半は名詞&動詞の定番コンビ用法、ペア相手ヨアナでカードゲーム風学習。スターバックス@コッホシュトラセ駅で課題&復習。ビオマーケットLPGで大型甘食パン。
ミュンヘン・カンマーシュピーレインゴルシュタットの煉獄 Fegefeuer in Ingolstadt』@HAU1、テアタートレッフェン/ベルリン演劇祭の2本め。2階席ながら最前列、奥行き狭め傾斜舞台なので視線高めはラッキーだった。1920年代にマリールイーゼ・フライサーによって書かれた戯曲を、描かれた遠近法を強調した密室舞台・ホワイトアウトするような照明・舞台上の俳優からではなく録音されたように聞える、気のせいじゃなくてアフタートークでそうだと言ってたような気もするけど曖昧、台詞声で、動き最小限みんな基本正面立ちすくみな俳優、というかファッションフォトの被写体っぽく視えたりもした、をシーンごと絵面優先のごとく配し、暗転&ノイズでたんたんたんとスライドショーしていくやや極端な演出にて、上演。なにゆえの煉獄かは、お腹の大きな妊婦、獣脂滲み的存在感の生腕生足男優、宗教的な祈り、終盤でのその男優が妊婦にナイフをつきつけたり救いなきどん底にあったり、で元戯曲の筋はさておきそれとなく。白い狂気に現代美術のグレゴール・シュナイダーをつなげて増幅したとか、ホモわかw謎なご近所さん半パン二人組のたまらん居方とか、例えば空調音みたいなさりげなくも気分をざわつかせる音響とか、ジュワジュワ度高め作品に満足。アフタートークも聴く。
夜中部屋に戻ると、僕に気づいたか部屋主妻ドナが共同居間にやってきて、ジャパニーズなんとかってハーブの枯れかけから伸びた1本に「日本語で応援してあげて」というので「ガンバレ〜」と、耳のいい彼女はすぐこのフレーズを覚えて二人並んで念を送る。たぶんドナちょっとお酒はいってたみたい、首キスしておやすみなさい。