ヘルシンキ現代美術館キアズマ。突出した作品はなかったけれど3企画展＋常設展で北欧現代美術たらふく。現在形の社会問題と対峙する『Common Things』展に最も惹かれた。ちょっとやさぐれた男子の日常を切り取った写真＋手書きテキストのJari Silomäki作品、労働現場のシリアスなテーマをコミカルに描いた映像群作品など特に。それとミニ企画・Jussi Kiviによる消防関連展示で、エストニアのシェルター跡から見つかった、核／化学攻撃での対処自衛をプロパガンダするソ連時代のポスター一連が、イラストゆえの生々しさで妙に後を引いた。カフェでサラダ・ビュッフェ＆スープ。サラダというかそれぞれちょっと手をかけた前菜なメニューでつい欲張り食べ過ぎる。見残していたメディア室はSeppo Renvallの3映像インスタレーション。クラめな過去風写真のスライドショー＆アンビエント音楽でややありがちとはいえ腰を落ち着けてしまった。
心身とも満腹でフラリ中心街南方面。通りがかりの報道・印刷に関するミニ展示Päivälehden Museo、活字萌え。マスターズ・オブ・アーツ2010＠Elefantti-koretteli見始めるも時間切れ。古いサイト掲載のカフェ目指してメトロでソルナイネン駅。案の定潰れてた。ケーブル・ファクトリーと並んで小冊子に載ってた工場跡アートスペースSuvilahti、煙突拝んで今日は撤収。
