快晴。配券。マウワーパークのフリーマーケット。以前より店が増えた印象。こういう場所は1時間が限度。公園に集う人たちの謳歌感が爽快。
クイア・フィルム・ウィークエンド『Miss Kicki』＠Kino in der Kulturbrauerei。スウェーデン・台湾映画とあるけど、実質は後者テイスト。スウェーデンの母親が同性愛の息子を連れて、テレビチャット相手の台湾人にサプライズで会いにいくものの…てなままありがちな展開。肝心のゲイ的な部分は、その息子と現地の不良的な台湾人男子との間にかーすかにカースカニある程度。ボートで寝転んび肩を寄せ合って、という王道というかBLな図と、事件に巻き込まれ脅されてキスしてみせる図、くらい。けどその台湾俳優・黄河がキング・オブ・アジアン一重目でそれはそれで、スウェーデンくんともども目の保養はしっかりと。スウェーデン語・英語・中国語の台詞を、英語字幕で簡潔にまとめていたのもありがたく、まあ楽しめました。
キーツ・カンティーナで遅い昼食。ベジを選んでみたらジャガイモとゆで卵のデレ〜ンとしたソースがけが。Volkspark am Weinbergで、途中トルコ系若者男女に何気に囲まれつつも『ウォータースライドをのぼれ』読了。シャウビューネ・カフェでカフェ淫。
『4.48 Psychose』＠シャウビューネ。舞台自体の形・床のグリット・空間を仕切る移動式枠などが正方形で“計算”されたイメージ。グリーンモノクロな映像も、細菌の顕微鏡写真、鴉が群がり飛ぶような動画、主人公の顔、テキストなどを断続的に映し出す。音はノイズか環境音っぽい。舞台全体がインスタレーションアートにも視える。キャストは主人公の女優のほか♀2♂1。ちょっと年いった男優の深いところまで響く声にはぞくぞくした。ぼそぼそしゃべりから、フレーズを執拗に繰り返す叫びまで、温度は自在にコントロールされるけれど、“コントロール”されているという点でかなり低温管理な印象。ファルク・リヒター演出ならでは、ってことになるんでしょうか。
