ますだいっこうのあと@ベルリン

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『マルレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト』

土曜朝帰りに気づいたがしっかりと閉めてなかった冷蔵庫で、木曜朝つくった人参大根ヒジキ凍り豆腐の煮物が酸味を帯びたレベルになっていることを、日曜朝舌で認識させられる。

曇天。D社ガイド本韓国校正。

『マルレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト』東京都現代美術館を観る。人物大胆太線描写な油彩画の印象は想定内。インクジェットプリンタの印字を滲ませたようような白黒風情の“ミクスドメディア”ないわゆるドローイング連作がえも言いがたい色合いと紙の質感と佇まい。惹かれる。「ヤングボーイ」シリーズ、ってわかりやすすぎるか、とかね。『10インチ』は見逃した?展示されてなかった?

常設展はイマドキ作家にも予算やりくりしてるんですよ的展示&岡本壁画。以前より食いつきやすさはあるものの、《現代美術館》としての大元の骨、が残っているとするならばね、は逆に見失い気味?なラインナップ。大好きな宮島達男『それは変化しつづける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く』ルームに、八だのヤだの会だのの作品が浸食しててプンスカ。それでも赤色ダイオードカウンタの明滅には恍惚。

とはいえ会期最終日日曜午後じゃなくて平日午前にきたらばより沁みただろうな、と軽く後悔しつつ退散。

ハルくん&アート系お友達と新宿トップス下で合流。西口但馬屋珈琲店にてしばし雑談。セールサンデーの人混みに目眩がして途中脱落。南口コンコースにてイタリア系炭酸水立ち呑みして帰る。

顔が小さくて顎が尖った痩せぎすだけど肩骨直線はしっかと張った薄着薄皮の男子に右目奪われること一度二度ならずや嗚呼七月。