ますだいっこうのあと@ベルリン

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風琴工房『紅の舞う丘』

ikkomasuda2007-04-05


港区R社出張校正。緊張感ほぼゼロで単純作業的チェックかけてる表紙責了中、奥付部分「隔週×曜日発行」のはずが小地味に「毎週」に変わっててビッツラ。データぶっ壊れ→作り直しでやらかしたらしい。

下北沢スターバックスにて、奥津典子『Organic Base マクロビオティックと暮らす』がつがつ読む。ビレッジヴァンガードはどうにもこうにも視姦パラダイス。

風琴工房『紅の舞う丘』@下北沢ザ・スズナリを観る。この劇団はお初。

「昭和50年代の日本を舞台とした女性起業家の物語です。『真の美とはなにかを追求したい』という志を持って化粧会社を起業した主人公とその共同経営者である友との5年間を描きます。」(フライヤーより)

大崎由利子の、時間を重ねてきた顔の皺こそ素敵である、的な溌剌たる立ちようが一等ぐっときた。主人公との時間を二人で振り返り語り合う、終わり間近シーンは、ベタといえばそれまでだけれどもそのしみじみさがなんとも好きだった。笹野鈴々音の愛らしき傍若無人っぷりはよきスパイス。彼女自身の小ちゃな外見からのエナジー起点で起業家女性を描くモノガタリもあっていいのではとは勝手な想いネ。

作品の眼差しはある意味とても真摯で好印象ではあるのだけれど、もう一歩どこ方面でもいいから偏向するなり徹底するなりの、例えば確信犯的意志でも見え隠れしたら、もう一歩“連れていって”もらえたのかもしれない。僕的には。

日替わりゲストがヒンドゥー五千回扇田拓也さん、プチ萌え細身スーツで瞬間わかりやーすくスケベにご登場、だったので、にしやんこと西田夏奈子さんほか関係各位も同回でどーもどーもどーも。作・演出詩森ろばさんにもごあいさつして、お暇する。