ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

絶対王様『やわらかい脚立』

午前、中野共立診療所ヘ足のヤケドを診てもらいに行く。東中野界隈だとホコリが積ったような、診察室の机にギターの教則本まで乱雑においてあるような開業医しか心当たりあたりがないのだ。ネットで見つけたこの病院は、規模は小さめだけど複数科あるし、何より医師・スタッフが親切丁寧で気に入った。特定医療機関じゃないから初診時の加算もない。ヤケド自体は痛みも引いてきて、塗り薬で処置。
午後、ティップネス中野。ハリウッドヨガプラス45、参加者は僕以外全員女性。筋トレ、バイク45分。
絶対王様『やわらかい脚立 〜あなた、存在する意味がありませんよ〜』@新宿紀伊国屋サザンシアターを観る。郡司くんが出演している。
「何かちょっとダメな人達」(当日パンフ)が登場する不条理テイストな構成芝居。恒例のクラシック名曲、今回はチャイコフスキーの幻想序曲「ロミオとジュリエット」に執拗にのせて展開する。縦長客席のサザンシアアーだと遠くでやってる感がまず先に立ってしまって、僕にはあまり響いてこなかった。キンキラ衣装をまとった郡司くんの「本筋とはカンケーありませーん」な堂々たる開き直りっぷりやら、山中崇くんの意外な雪駄履きヤーさん役やら、個人的にほくそえんだ小ネタはありましたわ、もちろん。だけどあれだな、中途半端に「誰かさんの物語」だったりする、つまりは「誰の物語にもなっていない」あたりが、苦手だったかもしれない。
コンコース呑みロング缶1本。中央線下り車内で居眠りする男の、スーツの袖から伸びた手腕を思わず視姦してしまう。静脈と骨が筋走るすらりとした腕と手の甲と長い指。