ますだいっこうのあと@ベルリン

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退院/勅使川原三郎『風花』

退院の朝。じっと待たされるかと思えば、薬が届けられたり、退院許可なんてのも渡されたり、医事局で会計してきたり。クレジットカードでiBook分くらい払ってきましたー。覚悟してたより少なくてひとまず安堵。
検便先トイレ探しでうろうろしていたら、脳外科の看護師とバッタリ。「髪伸びたわねー」とあいかわらずの気さくさ。
最終的な状況説明が上位のDr.からもあった。「不可逆的な視神経の損傷…視力が回復する可能性はゼロではないが…」
「お先に失礼します。みなさんお大事に」と言って病室を出て、ナースステーションに最終的に声をかけてお暇。たまたま一人だけいたベテランっぽい看護師は、「おめでとうございます」ときちんと立ち上がった。
そんなわけで12日間の入院が終了しました。あらためて諸々に低身低頭深謝合掌でアリマス!!!
病室であれをしようこれをしようと一時期はとても前向きに考えたりしたものだ。新宿区四畳半にたどり着いた。そんな思いはなーんにもなくなっていた。
勅使川原三郎風花』@初台・新国立劇場中ホールを観る。
『ラジパケ』つながりは、桑原さんを皮切りに、千里さん康本嬢と。すぐ後ろの席にはミクシィでもつながってる踊る写真家氏。乗越たかおさん&足をケガされてる川江一二三さんにはつい自分のケガ自慢をしてしまって、反省。
舞台前面と後面を覆うすだれ状の舞台美術が、青く白く赤く染まる。その中で、わりと素直に踊ってましたー。冒頭あたりの何シーンかで、シンプルにきれいだなって思えるところがあった。揃ってノンジャパな男性ダンサーたちはほぼ上半身ハダカ。筋肉解剖図な痙攣系な動きもあってそれはそれでシズリング。ゴジラちっくに後ろを横切るだけの宮田さんには拍手喝采。てか笑えました。
ステージノートにあるように、「『風花=晴天に風と共にちらちら降る雪』の意で…(中略)雪の降る『情景』ではなくその至上の瞬間」を表現した、ある意味まっとうに舞踊作品でありました。ヘンに大風呂敷を広げないちゃわないところは好感。その分後半睡魔が襲来したわさ。
ホリエさんから前情報もらってたものの、テッシーが出てないのも、あれまぁ、なかんじだったわね。カーテンコールで登場した彼、ちょっと元気なさげに視えたかな。
法政一劇の先輩で、ミクシィつながりでもあるヤナギサワさんにバッタリして驚愕。奄美からこちらに一時来る予定とのメールはもらっていたけれど。
佐成くん、千佳ちゃん、今井さんと合流して、北の家族@新宿西口で呑む。今年の予定などからいろいろと。退院間際から引きかかってる風邪がちとひどくなりはじめた。とても中ジョッキとは思えない控え目サイズなビールを2杯空けて、お先に辞する。