ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ムーンライト』/エキストラ仕事

ムーンライト』@ポツダマープラッツCine Maxx、19スクリーンある複合館の試写室的サイズのシアター・11時15分の回につき5人きりで、観る。独語吹き替え版。〈現在ポジティブに諸々渦巻いてる状態、雑に書けば目つきフェチにはたまらんわーとか過去の某ゲイ純愛作より全然イけるわーとか原作の戯曲([察するに各自の実体験を組み合わせ作品化する?]プロジェクト)も気になるわーとかデンデンw。日本語版予告編が英・独語版とわりと違って説明ちっくで軽く驚き、は余談〉。年代ごとに3人の俳優が演じる黒人でゲイの主人公同様に、映画そのものも口数少なめなだけど要所要所で彼らの目に射竦められた気分がした。なかでもドラッグディーラーに、いじめられ続けたゲイの子供&青年時代をまるで封印するためのように、マッチョな《男》になった主人公の、シズルに鍛え上げられた肉体もさることながら、過去と再会する景で見せる眼差しに、誤読込みで物語を読み取ったらばハンパなくて。抱え続けざるを得なかったゲイのいわば初恋ってあたりは懐かしのゲイラブストーリーのいち典型だと口悪く言えるのかもだけど、そこは敢えて語らない撮りようがうまく作用してるように思えた。これも敢えてそういう路線をとったのだろうが、音楽は僕自身の趣味からすれば少々過剰過飾に感じられた。いったん部屋に戻り仮眠のようなもの。
19時エキストラ仕事〈ドイツで刑事ドラマといえば…なあれに紛れ込むことに。通行人か乗客かなので実際の放送分で探し出せる可能性はかなり低いんですけどねw〉。ロケ場所は某ターミナル地下鉄駅構内、俳優たちのずっと後ろやガラスに映る人影で、振り付けのごとくローテーションで歩く・走る等等の投入。合間雑談:ユニクロでバイトしてるというすでに人当たりが日本人化してるベトナム系女の子・日本語をちょびっと喋れるインド人・過去の撮影で一緒だった別のインド人、あるいは警官ユニフォームがコスプレ的に似合う濃い顔くんはただ拝むのみ。夜間撮影とは承知していたけれど、想定以上に長引いいて朝5時ごろやっと解放でネムネムダルダル。