ますだいっこうのあと@ベルリン

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『伯林漂流 Berlin Drifters』撮影/『Verruecktes Blut』

13時『伯林漂流 Berlin Drifters』撮影。ミオちゃん何年ぶり?わお〜んなお喋りして彼とのラブシーン数秒出演、カメラ回してのテストで一発OK。あぁ〜んもっとイチャコラしたかったのに、なんてね。その後カメラマン田口さんにエキストラ仕事で必要な衣装パレード的写真ほかをお願いする。撮られ苦手モンなんで知り合い撮影はリラックスできて助かった。ノレンドルフプラッツ駅まで4人でぞろぞろ歩き、それぞれ別方向にむかって別れる、キャリーケース詰め衣装ありで一旦帰宅。
Verruecktes Blut』@マキシム・ゴーリキー・テアター。Nurkan Erpulat演出作という理由で観る。その昔の滞在で観てグッときた、ゲイでトルコ系でな作品が、彼の演出だと今ごろ認識した事情で。劇場前でポリレアリステン前回つながりのマラールとバッタリ。舞台は四角いリング型、その周囲に学校の椅子と屯ろする俳優たち、その場で彼らは日常的な生徒の衣装に着替え、授業開始。ベルリン設定らしき移民系ばかりの学級は崩壊してて、シラー演劇を教えようとする女性教師の声はかき消されがち。そんな中、ある生徒がデイパックに忍ばせていた←いじめと絡んでたのかもだけどそのへんの事情は理解できず、ピストルを教師が偶然手にしてしまい彼女は豹変、かーなりアーングラに豹変w。教室でパンパンぶっぱなしてを威嚇しては主導権を握り、シラー作品を生徒たちの読ませ演じさせ、といったわりとオーバードライブな芝居。メタシアター的でもある。ドイツ語の発音を直す・強引にラブシーンを演じさせる・口汚ない言葉へ執拗に絡む・ズボン引きずりおろさせた男子生徒のパンツ前はシミだらけ・女生徒のイスラムな頭布も脱がせる・脅されての迫真演技などなど。とにかく振れ幅絶大な女性教師と生徒たちのスラップスティックな演技、と同時に移民にまつわるテーマを憚りなく爼上に載せる大胆な手つきに、そこまで言うか!感含めてゲラゲラゲラ笑いまくり&息詰めて見守る。マッチョな生徒の剃毛済み脇ツルツルから上腕二頭筋ピクピクなど2列目ゆえの眼福もね。
博物館島ベルリン大聖堂など観光客的に眺め歩き、アレックスで『伯林漂流』チームと再合流、映画ラストカット/ベルリン撮影ラストを見届ける。日暮れていく見通しきくアングルは絶妙な時間&空間でライブでも改めて堪能。お疲れさーん。tagebuch.