ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Strike a Pose』『Lale Lokum』

〈ベルリン映画祭でドキュメント『Strike a Pose』[@Colosseum]を。マドンナ世代周辺ゲイには感慨深く涙腺緩む。HIV禍・アウティングなどゲイ史を再認識したりP・バウシュ映画日本語副題みたいなことを想ったり。ダンス映像としても視られる?齢重ねたアジア系クンが現在の踊り姿含めかーなりイケた〉。映画監督・今泉クンがレコメンドしてたテディ賞対象作品で、オンラインで運よく配券できたんで鑑賞。映画『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』でも印象的だった、つまりは今ほどゲイが表には出ない時代の、ゲイ6人+ヘテロ1人のダンサーたちの、“その後の人生”を追うことは、例えばゲイの歴史を物語ることでもあったりとか、ブロードウェイで教えてるのから濃厚な女装でショーするのまで、そう、上記の副題って「踊り続ける命」なんだけど、ピナも悪くはないがこっちのほうがよりその言葉を噛み締められたとか、もろもろ。
『Lale Lokum --Wechseljahre einer Bauchtaenzerin』@Wolfgang Nues Salon, Ufa Fabrik。去年の『HappyEndings』で共演したチハンCihangir Guemuestuerkmen←トルコ系ファミリーネームの文字上下何カ所にも点点やらヒゲやらついてて発音難しくそれもネタにしてた、のソロ・ショー。副題は「ベリーダンサーの更年期」で、女装でエキゾチックに踊ってもいる(いた?)、かつゲイとしてカミングアウトしてパフォームしている、彼の半生をなんとーなく辿るような、とはいえサラリとした語り口な、替え歌や寸劇ちっく込みなスタンダップコメディっぽいショー。前半は長身スーツ姿、後半は女装でね。観客の心をガッチリ掴むエンタメ手管は流石でしたー。


http://www.youtube.com/watch?v=/_i2cQF7MLJk