〈いろいろ勘違いの恐れ大だけどオープンだって謳ってるんでキャスティングに臨んでみる所存〉、午後ポルノ映画祭関連で開催されるエキストラのオープンキャスティング＆パフォーマンスというのに恐る恐る。製作中のシュー・リー・チェン監督映画『Fluido』でのワンシーン向けで、会場のいかにもな地下倉庫では何というか半裸かそれ以上の方々がアングラ性的饗宴を、ほぼノンケもの、そしてあくまで“演じて”らっさる。助監督立場らしき女性からの設定説明のままインプロ参加できるほどの理解も度胸もなく、あたかもハッテン場で他人のセックスを物欲しげに眺めるポジションで、屯うばかり。じきにスパスパな煙草の副作用が出てきた頃合いでキャスティング担当にはちゃんと挨拶して辞する。映画祭会場で今泉くん＆岩佐くんと再会、活気溢れてごった返すロビーにて来年のWunderschön!な計画など聞く、上映を観に来たインクにもバッタリ、経由辞する。一時の寒さも和らいだクロイツノイケルン界隈通りの賑わいをボンヤリ肌で感じつつも、引上げる。
