ますだいっこうのあと@ベルリン

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リミニ・プロトコル『Hausbesuch Europa』[ベルリン2015]

(22.10.2015思い出し書き)ダニエルとタンデム。『Verbotene Bilder Kontrolle und Zensur in den Demokiratien Ostasiens』@ngbkギャラリー。〈韓国からの風刺作品が輸送拒否された『禁止された表象』展、都美術館から撤去の政権批判オブジェ・従軍慰安婦やフクシマ扱うコラージュ等ずっしり手応え。国際ラジオ体操なる映像作品も!日韓台に存在すると初めて知り驚き。サイトも仮想展示等充実〉トリッペンなど。発音講座「Deutsch ab Ende B2 - Aussprachetraining für Fortgeschrittene」@VHSシェーネベルク・テンペルホフ。アメリカ記念図書館。
リミニ・プロトコルHausbesuch Europa』@Wlilmersdorfの個人宅〈←へ訪問してテーブル囲んで座った”観客”15人自らがいわばゲームしながら欧州を考える的作品を体験〉、某テキストでは「お宅訪問ヨーロッパ」と訳してましたがw。言語設定は独語を選択、にしても言葉の壁によるストレスは相当なものでゲームの設問がすぐには、場合によっては説明されてもにわかには理解できなくて、ヨーロッパを想う以前に脳内臨界でそれが極個人的なこの作品の体験。順番に時限爆弾ちっくなカウントダウン機能付きマシン、ゲームのお題を指示するレシートも出る、を回してアレコレな前半はともかく、その中での問いの答えの集計から組まされるペアになってからの、対戦ゲームな後半がもうほとんどパニック。iPod touch的な端末に出る文字は老眼には読みづらいうえに、パッとは理解でずギブアップ、ゲーム機操作はほぼ相手の女子、中国系演劇人ホステスの娘さん、に任せっぱなしでやや気まず空気。そんなこんなで、基本的にみなフレンドリーで、特にホステスもオープンな女性だったし、ステキな個人宅へもお邪魔できたし、ではあるものの、いわゆるドイツの伝統ともいわれる←実感実体験ゼロ、ボードゲームの夕べに招かれたものの、ルールについていけずその場にいはしても置いてけぼり、な気分、諸々の疲れも加わってか打ち拉がれた、は大袈裟デスぐわ。ゲーム参加者=観客自身が来し方行く末や考えを語る言葉自体が面白いであろうことは理解できたけど、具体的中身までは至らず、その意味では『シチュエーション・ルームス』で覚えたハイテクさへの違和感はなかったものの、ローテクゆえのなんというか初対面とのコミュニケーション力みたいなものが思わず試されてるようで、ああヨーロッパに物理的には居られてても訪問するにはまだ至ってないことをひしひしキリキリと。以下羅列:テーブル上のヨーロッパ布地図に記入→生まれた都市・いま住む都市・自分にとって特別な都市+3点を結ぶ線、中国系の人々が何人かいたので東アジアひとりぼっちにはならんかったw、モデラータ曰く日本人はどの回でも多いと、質問など→ホステスが近隣住人の様子や支持政党などを・未来への不安・民主主義・黙って立って胸の前で腕を組む・他都市に住む知人に携帯で電話・学級委員経験・EU市民1人当たり平均年収・欧州地図の国境を変えるとしたらどこを?いまの現金所持金額、ペア時のタッチスクリーン機はカラーのプラ型にはめこむ式・欧州地図を描いたケーキをゲームの得点に応じて分割して食べる・ワインの振る舞いも。この日の“結果”画像付き。そんで帰ったら自分自身のiPod touchがどこにも見当たらず半パニック寸前、は大袈裟デスぐわw。