ますだいっこうのあと@ベルリン

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デュッセルドルフ旅2日目/『Blackout』[ベルリン2015]





(06.09.2015思い出し書き)静かに晴れたメーデー祝日。ベルリンだと中距離列車な車両のSバーンで隣町ヴッパタールへ行く。中央駅前は思いっきり掘り返して大工事中。地図にあった観光案内所はまだ開いてない。建物上階から懸垂式モノレールSchwebebahnが走る姿に昔の阪急三宮駅回想。駅構内は軽く荒んだ佇まい。もちろん映画『ピナ』のシーンも断片再生。川沿いというか時々渓谷沿いっぽい鉄骨を組んで走る産業遺跡っぽい乗り心地。車両はぶら下がってるゴンドラのようで左右に結講揺れる。終点で降りそこ起点に静まり返った谷底町をブラブラし、エレベータのある崖を上り下りしてみたり、偶然ピナ・バウシュゆかりの劇場前に辿り着いたり、駅ポスターにおもしろそうな現代美術系展示があったのでそこの情報を尋ね尋ねて行ってみるも祝日休館でしただったり、中心街Alter Marktあたり歩いたりし、逆終点駅まで再度モノレールに乗る、そのあたりは道路上に逆U字形に鉄骨を組んでた。
デュッセルドルフに戻り途中適当な駅からトラムに乗り、ライン川沿いのギャラリーKIT - Kunst im Tunnel、名前通り元トンネルの細長コンクリ地下空間。地表に広がる自然や景観などテーマの「Terra Incognita」展で、プリンタから印刷された紙が水に浸かるインスタレートされたAlex Grein『Neptun Technologies』に軽インスパイア。見学後周囲の緑地で開かれているメーデーがらみフェストの屋台でアフリカ・トーゴ料理を買い、緑しみる芝生で日光浴しつつ食す、なんでトーゴだろうと後で調べたら旧ドイツ植民地だった。これ以上美術館を巡る気にもなれずトラム無駄乗りなどしていったん部屋に戻る。宿主の彼氏で音楽理論系学ぶジュリアンくん(ハートマークw)はHiFiマニアで、物置的小部屋で超高価なヘッドフォンはじめオーディオ体験断りきれずで。
Blackout』@Tanzhaus NRWKathrin Spaniol『Che Cazzo Faccio』+Tsui-Shuang Lai『yromeM dniwer』の“記憶”テーマのダブルビル。1本めは男性ソロで、動作のリピート・電気スタンドの傘/スイッチ点滅/スイッチ音・自己紹介など映像のスクラッチ的な・単語呟く・振りばりばり。2本めは欧男亜女デュオ、子供時代の思い出語り・イス動かし・映像・混沌生み出す時間も・黒パン一丁も、んだけどどちらもうーんイマイチ。劇場自体は恐らく元工場な何かの転用施設で、劇場へは閉じていても汗臭微かに漂うスタジオ脇を通って。