ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Gaunerstueck』[ベルリン2015]

お役ソ対策独手紙でっちあげ他、午後ポツダム広場の国立図書館ロビーでダニエルとタンデム、でっちあげ手紙はあっという間の荒々しさで書き直し&坪内逍遥ほぼ古文読解段返し云々の謎。電話予約券受け取りバルザックカフェで予習的劇評読み・ビオマルクトのパンコーナーで腹ごしらえ。
Gaunerstueck』@ドイチェス・テアター、カンマーシュピール。題名直訳は「いかさま作品」?何となく名前は聞き覚えるある作家デア・ローアーの最新作で何となくビジュアルがおもしろそうなので何となく観たけど何となくイマイチ。塗料の剥がれかかったトルコブルー壁の天井高い洗濯機や流しのある、たぶん母親が働いていた洗濯作業場ってことかもだけど、倉庫風空間。双子姉妹を、誤解でなければ1人を女優2人が、もう1人を男優2人が演じて出ずっぱり、生い立ちやら何やらをボーボー述べる系台詞?、で合間あいまヒリヒリする感情状況にタンツテアター的な動き専念な時間あり。スーツ姿の金持ち役と盛り盛りヅラの女装系占い師とを衣装往復するイケメンが出入りし、上手手前に太っちょ眼鏡のおっさん音楽家がギターなど奏でる。てな設えやら俳優陣自体やらは好感なのだけど劇自体には何となく入り込めず、それは独語とは別にも障壁があったからみたいで、それがどっちの側にかは不明で、やや物足りない。軽ミッシリ系男優くんがね、ことあるごとにもの静かに言う「Nee, nee, nee」って否定の言葉のその空間にふわり投げる声の響きはすんげぇエロかったけどねw。それがまあ劇世界のある種いわんとしてることかしらと超強引に誤読というか納得することもできるのだけど、ふぅぅぅ。客席がちゃんとした身なりかつ年齢層高めなで居心地いいとは言えなかったのも影響してる?w